デリバリー否定派だったサイゼリヤが『出前館』実験導入へ

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週刊ダイヤモンド

デリバリー否定派だったサイゼリヤが『出前館』実験導入へ

 
ファミレス大手のサイゼリヤが、7月からデリバリー大手の出前館のサービスを
一部の店舗で実験導入することになりました。
コロナ禍でサイゼリヤもついにデリバリー導入へ。
 


 
サイゼリヤはこれまで店内飲食に対して強いこだわりを持っており、
デリバリーの導入には後ろ向きでした。
2019年末、堀埜一成社長へのインタビュー時には
「われわれは、(デリバリーに)手を出さない。おいしいものを提供するから店に食べに来てほしい」
と語っており、デリバリーに否定的な見解を示していました。
しかし今回の出前館の実験導入は、大幅な方針展開。
コロナショックは業績に打撃を与えただけでなく、
ビジネスモデルや経営者が掲げる理念までも再考させています。
 
日本フードサービス協会のデータによると、
4月の外食全業態の売上高が前年同月比60.4%だったのに対し、
ファミレス業界は同40.9%とこれを下回り、
外食業界の中でも苦しい業態の一つになりました。
 


 
サイゼリヤでは4月中旬から拡充しているテイクアウトの商品が好評で、
店舗で提供するサラダに使う契約農家のレタスやルッコラといった野菜をそのまま販売したり、
6人前のティラミスを冷凍の状態で販売したりして話題を読んでいます。
 
これまでサイゼリヤは手頃な価格でイタリアンが食べられると支持されてきました。
しかしデリバリーでの価格は、宅配手数料が商品価格に上乗せされるので
店内飲食よりも高くなる見込みです。
 
これまで価格重視でサイゼリヤへ食べに行っていた方達は
価格が変わるなら…お店にいく人たちも一定数いそうですが、
出前館愛用者の私としては、配達手数料が入ったとしても
既存の他デリバリー店よりも価格は低そうなので
気軽にデリバリーしたいときなどにうってつけだろうな、と感じます。
サイゼリヤの美味しくてお手頃価格な食事がおうちで食べられるのが楽しみです。