MyAge(マイエイジ)
《あなたの身長に合う机の高さ計算方法》
座りすぎ時代のセルフケア
在宅ワークをする人が増え、これまで以上に“座りすぎ”問題がクローズアップされています。
日本の住宅は狭いことが多く、職場と同じように過ごしているつもりでも
立ち上がって歩く距離は思った以上に短く、体を動かす時間がありません。
座りっぱなしだと、腰痛や肩こりなど直接感じるつらさがありますが、
実はさらに大きな健康被害が待ち受けていると話すのが
早稲田大学スポーツ科学学術院教授の岡浩一郎先生。
岡先生は”座りすぎ”研究の第一人者。
座っている状態は、寝転んでいるのとあまり変わらないほど筋肉を使わない状態で
その時間が長くなるほど全身が衰えてしまいます。
「座り過ぎの健康リスクについては世界中で研究が進んでいて、肥満や糖尿病など、メタボリックシンドロームに直結することがわかっています。その先には心疾患、脳卒中、がん…さらには寿命が短くなるという科学的データも出てきているんです」
病気や、寿命を短くしないために、今からできることは
デスクや椅子などの作業環境を見直すことも大事です。
そして座る姿勢も大切!
座りすぎトラブルを回避する3つのポイントを紹介します!
(1)30分に1回は立って動く
(2)座るなら正しい姿勢で
(3)椅子と机は正しい高さに
3つ目の椅子と机の高さは、座面に奥まで座って、足裏全体が床につくのが鉄則です。
机の高さは椅子に合わせて決めますが、座面から机までの高さである「差尺」を適切にとることがポイント。
【椅子と机の最適な高さ】は次の計算で求めることができます。
座面の高さ=身長÷4
適切な差尺(座面から机まで)=身長÷6
机の高さ=座面の高さ+差尺
身長158cmの方は、
座面の高さ=39.5cm
適切な差尺=26.3cm
机の高さ=65.8cm
想像するよりも結構低いそうなので、
ぜひご自身の身長に合う高さを調べてみてはいかがでしょうか。
本誌では正しい姿勢・悪い姿勢、さまざまな「座りすぎ」解消法を紹介しています。
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