週刊東洋経済
ハエと一緒に苦節20年!
環境を救う、有機廃棄物を分解する新技術!
ベンチャーの株式会社ムスカは
『ムスカ・ドメスティカ』というハエを利用した
有機廃棄物を堆肥にする技術を開発しました。
まず、ムスカ・ドメスティカは
生ゴミや動物の排泄物に群がるあのハエのこと。
ムスカが実現しようとしているのは、
環境負荷が小さく、コストの安い有機廃棄物のバイオマス処理。
現在、日本では家畜の排泄物や食品残渣(食品ゴミ)などの
有機廃棄物が年間1億トン発生しているそう。
その処理法の1つとして有機廃棄物を堆肥にしているのですが
有機物が分解され堆肥になるまでに2〜3ヶ月かかるそうです。
しかし、ムスカのイエバエの幼虫はそれを1週間で食べ尽くすとのこと。
さらにそのふんが肥料になり、幼虫を乾燥させると飼料にもなります。
こちらの技術はベンチャーを対象にしたビジネスコンテストで
立て続けに上位に入賞しました。
ハエを使った、環境に優しくコストも低い、最高の新技術。
ムスカ創業者の串間充崇氏にインタビューを行っています。