日経トレンディ (TRENDY)

マツコで宅急便の”不満”を

あえて際立たせたヤマト運輸の狙い

 

「今の時代、スマホで何でも済んじゃうっていうのに、

どうして宅急便の送り状は手書きなの?」

大きくため息をつき、胸中で愚痴を言いながら

コンビニで発送伝票を記入するマツコ・デラックスさん。

 

そこに後からやってきた若い男性が、

バーコードの表示されたスマホ画面を店員に見せると

「オンライン決済ですね」とスムーズに手続きを済ませる

ヤマト運輸のCM。

 

ヤマト運輸の「クロネコメンバーズ」は登録者数3000万人にもかかわらず

肝心の機能を活用しているユーザーが少ないといいます。

便利機能を使ってもらうべく、CMに起用されたのが

全層から支持の高いマツコ・デラックスさんでした。

 

他バージョンのCMでは、面倒な不在票からの再配達依頼や

すっぴんのときに限って荷物が届く、トイレに座った瞬間に宅配便のチャイムが鳴るなど

CM中のマツコさんの嘆きに大きくうなずく人も多いはず。

 

これまではブランド力向上を考え、サービスドライバーを広告塔とするために

ドライバー役のタレントを起用してきましたが、

利用する客に共感してもらうために今回は不満を代表して発言する客役として

マツコさんを起用したそうです。

 

たしかにマツコさんはどの番組でも、堂々と自身の意見を言いますし

それがたとえ偏っていたとしてもなぜだか微笑ましく見てしまうキャラクターですよね。

お客さん側の不満を出し、それに対するサービスを紹介するというのはよくありそうですが

マツコさんを起用したのは「なるほどな」と感じます。

 

CMの細かい紹介や、ヤマト運輸のサービス内容や現状については

こちらからお読みいただけます。