
LEE(リー)
作家・川上未映子さんと考える、
新しい時代の”人としての美しさ”
作家の川上未映子さんは2007年小説『わたくし率 イン 歯ー、または世界』でデビューし、 2008年には『乳と卵』で芥川賞のほか、数々の受賞作品を生み出しています。 そんな川上さんの考える、現代の美しさの本質とは…。「美しさも人生の素晴らしさもあなたのなかにある。」
川上未映子さんはこう言います。 「社会にはさまざまな価値観があります。理想があります。母として、妻として、女性として。どれも魅力的だし、焦るし気になる。けれど、すでに謳われている価値に自分をあてはめていく必要なんて、本当はないんです」 自分は本当に何が好きで、何がしたいのかを考え、 何が心地良くて、何があなたを苦しめるのかを知り、 自分の目利きになるための知性を磨くことが大事。
『変化の基準を自らの内側にたくさん作れれば、年齢を重ねるのが楽しくなる』
また、美容や人物インタビューを中心に活動している美容エディターの松本千登世さんは 川上さんに出会って、自身の中に化学変化が起きたと言います。 「川上さんは無意識のうちに常識やルールになっていたことに対して、言葉を通じて『それって本当?』とまっすぐに問いかけてくれる人。揺らいだり固まったりしていた価値観を”チューニング”して、”スタビライズ”してくれる人。 「人が決めた価値観に乗るのは、34歳まで。何ができて、何ができてないのか、自分時敏がわかってくる今、自由になるのは今なんです」 松本さんは、川上さんに背中を押され、一歩踏み出したいと思っているそうです。

