あまから手帖

《冷やし麺に効あり》夏のパワーフードの健康効果とは?

 

◆この記事が掲載されている雑誌は、期間限定で丸ごと1冊読むことができます◆

 

真夏にキンと冷えた麺を求めるのは、ごく自然なことですが、

なんと『冷やし麺』には旨いだけでなく、健康効果があるそうです。

その真偽を料理研究家・杉山文先生が解説しています!

 


温かい麺より、冷たい麺の方がヘルシーって本当ですか?


 

『本当です』

炭水化物を冷やすと、デンプンの一部が食物繊維と同様の働きをする

「レジスタントスターチ」すなわち難消化性デンプンに変化します。

消化酵素の影響を受けることなく大腸へ届き、腸内環境を整えてくれます。

善玉菌の増加に貢献し、体重や内臓脂肪の増加を抑える効果に期待できるんです。

 


冷たい炭水化物の中でも、米より麺が良い理由とは?


 

『咀嚼回数が増える、血糖値の上昇を緩やかにする』

冷水で締めた麺は、温麺や冷や飯に比べてテクスチャーがしっかりしているため、

咀嚼回数が増えます。

 

また、血糖値の上昇を緩やかにすることを良しとする視点では、

食物繊維やミネラルの豊富な全粒粉麺や十割蕎麦。

消化によいうどんを摂った方が吉。

 

また、蕎麦の必須アミノ酸のリシン、ビタミンB群はいずれも白米の倍以上の含有率です。

 


イチジク入りの冷やかけうどん!?


 

 

うどん『自家製うどん さんたく』のすだちとイチジクの冷やかけうどんには

驚くことにイチジクが入っています。

これは、店主・大石雄一さんが、他の和食店の『イチジクの揚げだし』から閃いたといいます。

 

道南真昆布に瀬戸内のイリコや鯖、ウルメ、メジカ、カツオ節を合わせただし。

そこへすだちと厚めに輪切りにしたフレッシュなイチジクが浮いています。

「控えめなイチジクの甘味が、ウチの冷やかけだしには合うんです」と大石さん。

 

イチジクには、腸内環境を整える水溶性食物繊維・ペクチンが豊富に含まれます。

生食すればカリウムとビタミンCも効率よく摂取可能。

バナナなどの果物よりも、低エネルギーで低糖質です。

 

すだちに含まれるクエン酸には、疲労回復が期待できます。

また、すだちのビタミンCにはイチジクが持つ鉄分『非ヘム鉄』の吸収力をアップする力があるため、

相乗効果があるといえます。

 

京都まで食べに行けないよ!という方は、ご自宅で作ってみても良いかもしれません。

『自家製うどん さんたく』のだしの味は再現できないかもしれませんが、

夏にぴったりな冷やかけうどんが出来上がりそうです!

 

本誌では、関西で夏にぴったりな麺のお店のイチオシメニューが紹介されています!

こちらからご覧いただけます。

記事の有効期限: 2021年8月24日 Tuesday