毎日が発見
【40,50代からゆっくり進む病気】
日本人に急増中な《かくれ心不全》にご注意!
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心不全になると急に心臓が止まってしまうと思っていませんか?
北里大学北里研究所病院 循環器内科教授の猪又孝元先生によると
じわじわと心臓の働きが悪くなり、命を縮めていくというのがほとんどのケースだそう。
心不全とは、心臓が悪いために、むくみや息切れが起こり、
だんだん悪くなり生命を縮める病気です。
心臓の動きが不十分なために起こる体の状態の総称です。
心不全は進行を4つのステージに分けて説明しているそうです。
【ステージA】リスクはあるが心臓は元気
【ステージB】心機能に異常あり、症状はない
【ステージC】症状が出現、心不全と診断
【ステージD】治療が困難な末期心不全
今回注目すべきは、ステージA、Bの症状のない”かくれ心不全”。
心臓に病気がなくても、加齢や生活習慣病が大きなリスクに。
日本人にも急増していて、近い将来に心不全パンデミックという大流行が起こると予想までされています。
心臓の健康度チェック
以下の質問で当てはまるものを数えてください。
(1)健康診断やかかりつけ医から以下のようなことを言われたことがありますか?
- 血圧が高いと言われた、もしくは治療中である
- 血糖値が高いと言われた、もしくは治療中である
- 肝臓が悪いと言われた、もしくは治療中である
- 心臓が悪いと言われた、もしくは治療中である
- 肺が悪いと言われた、もしくは治療中である(ただし気管支喘息は除く)
(2)以下のような症状がありますか?
- 階段を上るのがつらい
- 足や顔のむくみがひどくなった
- 夜にせきが出る
- 寝ていると息苦しさを感じ、目が覚めることがある
- 横になると息苦しさを感じ、起きていると少し楽である
(1)(2)それぞれでチェックが2つ以上ついた人は、
心臓の専門医のいる循環器内科に相談しましょう。
40代、50代からゆっくり進むという心不全。
症状がない、というのはちょっと怖いですが、健康診断を受けたり、
普段から変化や異常が気になったら病院へいくのも大切かもしれません。
本誌では“かくれ心不全”の原因や発見、治療、病院に行くタイミングなども掲載されています。
こちらからご覧いただけます。
記事の有効期限: 2021年1月27日 Wednesday