週刊朝日
あなたは一日、どれくらいスマホを使っていますか?
自宅でも電車でも座っても歩いても……いつでも #スマホ を見ているという人も少なくないはずです。
実はスマホの長時間利用によって様々な問題を生じてしまいます!
例えば視力の低下、ネット依存の発症そして浅くなる呼吸。
これはもう現代病ともいえる広がりを見せています。
本特集ではこの<スマホ呼吸>にスポットを当て、その解決法を探りました。
スマホ呼吸が肺を壊す
画面に夢中になると、ついつい前かがみ姿勢になってしまいませんか?
そのとき、肺活量は何と30%もダウンするんです。
呼吸によって体内に<取り入れられる酸素>と<吐き出される二酸化炭素>(ガス交換)はとても大切なからだの働きです。
このガス交換のバランスが崩れると、体が酸性に傾き頭痛や眠気、疲労などの症状が現れます。
実際、呼吸器内科 池袋大谷クリニックの大谷義夫医師は、そんな症状を訴える患者さんが増えていると教えてくれました。
クリニックを開院した約10年前、そんな患者さんはほとんどいませんでした
呼吸を支える肺の機能は25歳をピークに衰えていきます。
機能低下の主な要因は、呼吸筋の低下。
この呼吸筋は肺の周りに20種類もあり、絶え間なく動くことで呼吸機能を維持しています。
しかし、悪い姿勢・ストレス・喫煙・肺や喉の疾患・アレルギーなどで肺の機能は落ちていくのだそう。
加齢でも習慣でも弱くなっていく肺の機能。
どうしたら強化していくことができるのでしょうか?
呼吸筋を鍛えよう
心臓や腸は制御できませんが、肺の動きは自分である程度調節することができます。
呼吸筋を意識しながら、深くゆったりとした呼吸をすることで、呼吸機能は改善します。
さらに、『すべての不調は呼吸が原因』(幻冬舎新書)の著者で知られる、東京有明医療大学の本間生夫学長が薦めるのはが「呼吸筋ストレッチ体操」です。
この体操には呼吸機能を高める以外に、ストレスを軽減させる効果があるのだといいます。
東日本大震災の被災地の子供たちが体操を行ったところ、不安な気持ちが軽減したという報告もあがっているんですよ。
詳しいやり方はチラ見でご確認ください◎
図解付きなので、簡単に試すことができますよ!