週刊女性セブン
「食事の時間が発がんリスクに影響を与える」
そんな論文が昨年7月にスペイン、バルセロナ・グローバル・ヘルス研究所によって発表されました。
論文によれば、
午後10時以降、または就寝直前に夕食を食べる人は、それ以前に食べる人に比べて、
乳がんと前立腺がんにかかるリスクが20%も高かった
というのです。
食事の時間のズレは体内時計のズレ!?
自治医科大学名誉教授・藤村昭夫さんは、この研究結果に体内時計のズレが影響していると分析しています。
地球の自転によって決定される生体内のリズムを概日リズムよび、人間の場合は1日およそ25時間です。
もちろん実際の1日は24時間ですが、この1時間分のズレは朝に光を浴びることでリセットされます。
人間は本来、朝起きて日中活動する昼行性の動物。
しかし現代ではその習慣は崩れてきています。
体内リズムが崩れてしまうとどのような影響があるのでしょうか?
体内時計がズレは様々な不調の原因!?
体内時計の遺伝子が働かなくなったマウスは、ほぼ早死にしてしまいます
早稲田大学先進理工学研究科教授・柴田重信さんは解説します。
同氏は、体内時計が狂うとストレスによってテロメア(染色体の末端構造)が短くなり、寿命が短くなる恐れがあると警鐘を鳴らしています。
長生きの為には、体内リズムを整える必要がありそうです。
明治大学農学部准教授・中村考博さん曰く、生活リズムが乱れる生活は次のような特徴があるそう。
・看護師や航空会社の乗務員
・3交代勤務の工場労働者
といった夜間を含むシフト労働を行っていること。
このような人は乳がんのリスクが1.5倍、前立腺がんのリスクが1.3倍に!
さらに様々な研究で、体内時計の乱れはうつ病・生活習慣病・肥満・心血管疾患の発症・不妊のリスクが高くなることが分かっています。
大切なのは規則正しい生活を送ることです!
「自分は朝方? 夜型?」
「食事・運動・睡眠・薬の最適な時間帯は?」
その答えは↓↓↓