NHK きょうの健康
日本人の死亡原因の3位は『脳血管疾患』です。
(1位はガン、2位は心疾患)
命を守るために、脳の血管のSOSに気づくことが重要!
特集で脳の血管が障害される病気や心臓の異変が原因になるケースを知っていきましょう!
脳の血管SOS ~心臓の異変~
脳の血管がつまることでおきる脳梗塞。
ですが、これは心臓の異変が原因でも起こりえる病気です。
予防するためには最初に心臓のSOSに気づく必要があります。
心臓のSOS 心房細動
【心房細動】とは、心拍のリズムが乱れる不整脈の一種です。
実際、脳梗塞のおよそ30%は心房細動などの心臓の異変で生じています。
通常、心臓は規則正しく1分間に60~80回の拍動を繰り返しています。
しかしリズムが乱れると1分間の心拍数400回以上にもなり、心臓が細かく震えるだけで十分な拍動ができなくなってしまうのです。
そうすると、効率よく血液が循環できなくなります。
血液の流れが滞れば淀み、血栓ができやすくなり、その血栓が脳の血管に運ばれて詰まれば脳梗塞が起こってしまうのです。
つまり、脳梗塞のように血栓(血の塊)や血管が詰まったり傷ついて起こる病気に、心臓の動きは密接にかかわっているということ!
心房細動はなぜ起こるの?
考えられる原因は以下のように様々。
■加齢
■睡眠不足
■高血圧
■ストレス
■糖尿病
■激しい運動
■心臓病
■喫煙
■アルコール
■カフェインの過剰摂取
特に高齢者で高血圧や糖尿病がある人は要注意です。
心房細動をみつける検査
心源性脳塞栓症を予防するためには、心房細動を早期発見し治療に当たる必要があることは分かりました。
心房細動は動悸などで自覚することもありますが、自覚症状がないことがほとんど。
そこで有効なのが日頃から自分で脈を測る習慣を付けること!
異常がある場合は、病院で心電図検査や心臓超音波検査を行いましょう。
自分でできる脈のチェック方法はチラ見で◎
『大きな病気なる前に防ぐ』のがカシコイ治療法ですよ!