凄い人材確保『人手不足知らず企業の秘策』

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日経ビジネス電子版セット 近年人手不足による業績悪化が深刻になってきています。 でも、中には社内の人材を活用できていなかったり、事業拡大を急ぎすぎているという事例もあるのではないでしょうか?   空前の人材難である現代。 隠れた人材をどう探し、集め、育てるのか──。 現代に必要な秘策を考えました。  


凄い人材確保


本当にすべて人材不足のせいなの?


清涼飲料メーカー大手のコカ・コーラボトラージャパン(CCBJI)では、3月11日から早期退職の募集を開始しました。 幅広い職種を対象に、月末までに700人程度を募る予定です。 このような大幅なリストラの背景には、業績の悪化がありました。   CCBJIは、「安定成長軌道に戻るため、(人員整理という)痛みを伴う改革を決断せざるを得なかった」と説明します。 だからといって、同社の中には余剰人員であふれていたのか、といえばそうではありません。 深刻な人材難に直面している部署があるのです。 それが、物流部門。   かつては「ドル箱」とまで言われた自動販売機、そして小売・飲食店での販売。 商品の主要な販売拠点だった場所への『配達』に問題が生じています。 それは、外部の配送業者の人材不足。     商品はあるけれど、届ける手がない。 そう考えると、CCBJIは人手不足によって人員削減する結果になったといえます。 なんとも本末転倒な……。   みずほ証券の佐治広シニアアナリストは、現状を次のように分析します。
「全く人がいないのではなく、肝心な場所にいない。CCBJIに限らず多くの日本企業が抱える共通の課題だ」
  実はCCBJIのような状況に置かれている企業は多いのです。 例えば、ドラックストア。 販売員の数は足りているものの、調剤担当の薬剤師が不足しています。 年間約9000人が誕生する薬剤師の初任給は、今や30万円を突破。   人材の偏りによる経営不振は、今後も影響力を強めていきそうです。 続きでは、『人材の集め方』、『今いる社員を希少人材に変える技術』をお教えします! ]]>