BIRDER(バーダー)

【読むほど知りたくなる生態】「田園の殺し屋」と呼ばれる鳥・モズの真実

 

◆この記事が掲載されている雑誌は、期間限定で丸ごと1冊読むことができます◆

 

猛禽とは、鋭い嘴・爪をもった肉食性の大型鳥類のことをいいますが、

モズは嘴や爪の形状、さらに習性もまさしく猛禽なのに、カテゴライズされることは少ないそう。

ライオンやトラは猛獣と呼ばれているのに、ネコが同じネコ科動物であるにもかかわらず

そう呼ばれていないことと同じかもしれません。

 

モズには「小さな猛禽」という異称が与えられています。

広義的にはスズメの仲間なので、小鳥っぽい愛らしさもありますが

「殺し屋」という言葉が当てはまるのかどうかはこの先の記事にて。

 


 

モズは農耕地や公園、河原といった開けた場所や、樹木がまばらな疎林が好きな環境だそう。

周りを見渡せる木のてっぺんや電柱の上などに止まってることが多く、

秋、越冬のために平地に下りてきた彼らは雄雌問わずなわばりを作ります。

ギチギチギチと聞こえる声はなわばり宣言なんだそうです。

 

 

なわばりが決まると、次第に増えてくるのが「はやにえ」。

モズが捕らえた獲物を植物のトゲや有刺鉄線のトゲなどに突き刺すことです。

記事筆者が勤務する地域で調査したところ、

はやにえされた甲虫やカメムシ、キリギリスなどが多数見つかったそう。

 

獲物は捕らえた場所の近くの「トゲ」に刺すことが多く

落葉していない時期では葉に覆われた樹木の高い場所によく作りますが

落葉した後は場所へのこだわりがなくなるのか、1~3m程度の高さに作ることが多くなります。

 

はやにえ作りの理由については諸説あるそうです。

最近発表された雄のはやにえは繁殖期の泣き声の声質に関連するという研究報告も話題になりました。

 


 

 

本誌では野鳥まんが家の富士鷹なすびさんによる、

モズのわかりやすい解説もたっぷり掲載されています。

読めば読むほど、知りたくなるモズの生態、こちらからお読みいただけます。

記事の有効期限: 2020年12月22日 Tuesday