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【昭和レトロに癒されて】

昭和の遺産を探すなら、蒲田へ行くのが正解

 

高度経済成長が生み落とした時代の遺物たちは、絶滅寸前で再び輝き始めました。

商店街、純喫茶、銭湯、人それぞれに思い入れがある昭和の情景が存在しています。

 

今回は、そんな昭和の遺産を感じられる蒲田を紹介します。

 


 

JR蒲田駅を中心に、東西に10を超える商店街が広がる蒲田。

多くの町工場が点在する東京都大田区にあります。

日本の経済を根底から支える小さな工場とそこで働く従業員からは

湧き上がるようなエネルギーが発散されていて、それはいまも変わりません。

 

ものづくりに象徴される蒲田人たちのめくるめくパワーは

元気な飲食店にしっかりと生き続けています。

 


 

JR蒲田、西口のバーボンロードという通りの一角にはくいだおれ横丁と呼ばれる場所があります。

そこで51年店を張る天ぷら屋『天義』の主人が往年を振り返ります。

「ラーメン、釜飯、牛丼、スパゲティ屋なんかもあった。残ってるのはうちと釜飯屋さんぐらいかな」

 

その先のバーボンロードには新しい居酒屋も並びますが、

時代を感じさせるスナックや焼き鳥屋も頑張っています。

 


 

“絶滅危惧種”と言っても過言ではない、『デパートの屋上遊園地』

蒲田駅西口のかまたえんと銘打たれた東急プラザ最上階にはあります。

小さな観覧車が悠然と回っていて、ある一定年齢を超えた人にとって

幼少の頃の記憶に鮮明に刻まれている光景がそこにはあります。

 


 

 

『大衆酒場 鳥万』は暖簾をくぐり、席について注文するまでに2度圧倒されます。

まず、長く太い根を張ったようにどっしりと建つ4階建てビルの存在感。

そして入店し壁という壁に張られた数えきれない短冊に記されたメニューを目にした時。

どちらも紛れもなく昭和の光景です。

 

こちらでのおすすめはやっぱり唐揚げ。

噛んだ瞬間のカリッとした食感が食欲中枢を刺激します。

噛み締めると上品でほんのりにじみ出る醤油風味と肉汁で、幸福感が身体を包みます。

 

開店当時から変わらない店のスタイルをこれからも貫きたいと社長の奥山さん。

「親父が好きだった『蒲田にある鳥万』を、そのまま残したいって思うんです。僕もこの店が好きだから」

 

昭和の遺産は、それを守る人が昭和という時代とその頃の思い出を愛しているからこそ

残っていることが感じられます。

 

蒲田のある昭和の遺産はこちらからじっくりお読みいただけます。