ACT4(アクトフォー)
アボリジニの文化を尊重し、
エアーズロックは『ウルル』という名へ
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オーストラリアの最北部から中央に広がるノーザンテリトリーは
大陸ならではの雄大な自然と、
一度は訪れてみたいと願う聖なるウルルを擁するパワースポット。
地球最古の継続的な文化を保持し、今も大自然とともに生きるアボリジニの故郷です。
世界最大級の一枚岩・ウルル。
アボリジニにとって重要な聖地であり、
近くのカタ・ジュタとともに世界複合遺産に登録されています。
レッドセンターと呼ばれる赤土の砂漠が広がる大地に突如現れる荘厳な姿に、
誰もが心打たれます。
エアーズロックという呼び名で知られてきましたが、
近年はアボリジニの文化を尊重する動きが高まり、ウルルへの正式名称変更が進んでいるそうです。
そして2019年10月26日でウルルへの登頂は禁止になりました。
そんな10月26日は、1985年の10月26日にオーストラリア政府から
アナング族にウルルが返還された特別な日付でもあります。
オーストラリアにアボリジニが住みはじめた時期は、一説には約5万年前といわれています。
文字を持たない彼らは、部族の掟や生きる上での知恵を神話や壁画、
音楽などで継承してきました。
現在約300の部族がオーストラリア全土に暮らしていますが、
その中でもノーザンテリトリーはアボリジニの文化が色濃く残っています。
登頂はできませんが、見て回るだけでも圧倒的な存在に感動しそうです。
今は海外へいくことすら厳しい状態ですが、
このように誌面でも素晴らしい景色を見ると感動しますね。
本誌では他の国の公園も紹介しています。
ぜひ本誌でさらに素敵な写真やレポートをご覧ください。
記事の有効期限: 2021年1月24日 Sunday