OZmagazine (オズマガジン)
読むだけで旅気分!書店員が選ぶ、言葉で旅する本
◆この記事が掲載されている雑誌は、期間限定で丸ごと1冊読むことができます◆
今はすぐに旅ができなくても、頭や心の中ではいつでも旅をすることができます。
その道しるべになるのが、1冊の本。
いつか行きたい旅先に思いをはせたり、旅気分に浸れたりする本を書店の店員さんに
セレクトしてもらいました!
世界旅行編
西荻窪にある書店『旅の本屋のまど』の店長・川田正和さんは
初めての海外旅行でアメリカを2ヶ月間周遊して以来、40ヵ国以上を巡る旅好き。
そんな川田さんらしく、店内には旅を感じさせる新刊・古本が約7000冊あります。
そこは音楽や映画、料理など幅広いジャンルが揃っています。
たくさんある本のなかから、おすすめの本を紹介してもらいました。
『旅する力 -深夜特急ノート-』沢木耕太郎・著
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人は旅をする。
だが、その旅はどこかに在るものではない。
旅は旅をする人が作るものだ。
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バックパッカーのバイブルと言われる『深夜特急』。
その制作秘話や、旅に出る経緯がつづられた1冊です。
心揺さぶる言葉で語られる冒険の裏側に、世界を旅した著者の”旅論”を感じられます。
『バウルを探して〈完全版〉』川内有緒・著
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自分のこころを探れと。
自分の中にある聖なる場所を探し求めよと。
すべての偏見や束縛から自由であれと。
自由になって、自分自身を見つけ、人を愛せと。
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ボブ・ディランにも影響を与えたという、
バングラディシュ・ベンガルの行者「バウル」の歌と哲学に迫った旅の記録。
生き生きとした言葉とベンガルの写真によって、現地を旅しているような気分に。
『離島ひとり旅』大畠順子・著
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旅しているうちに”ひとり”ということが、
異文化・異世界・島の人々の人間味を
より深く感じることに繋がっていると実感したからです。
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著者は、”離島女子ひとり旅”のパイオニア。
八丈島など30の島で出会ったユニークな島人との交流や、
のどかな風景、島ごはんなどを写真とともに紹介。
離島をひとり自由に旅する魅力を伝えます。
『旅』がテーマとなった本でも全く違っていて、それぞれに違う面白さがありそうです。
今はおうち時間が増えたことで、本を読む時間も増えた気がします。
外に出られないうちは、頭と心で旅に出ることも素敵なことですね。
他にも国内旅行編、シーサイド旅編、山・森・緑の旅編、新しい京都編という
さまざまなテーマで本のプロの方達が素敵な本を紹介しています。
こちらからお読みいただけます。
記事の有効期限: 2020年12月18日 Friday