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《飢餓と食品ロス》日本が食品ロスを減らさなければいけない理由

 

世界には十分に食べられない人が7億人近くもいます。

世界中の人口をまかなうだけの食料が生産されていながら、

飢えに苦しむ人がいる『食の不均衡』に対して、私たちは何ができるのでしょうか。

 


深刻な飢え


 

栄養不足の地域は、アジア、アフリカ、中東に多く

特にアフリカは十分に食べられていない人の割合が高く、深刻です。

飢餓を引き起こす理由は紛争や気候変動に加え、

新型コロナウイルスの影響で経済活動や支援活動が滞ったことも飢餓の原因に。

 

新型コロナウイルスの感染拡大によってさらに状況は悪化すると予測されています。

 


国連世界食糧計画(WFP)の活動


 

世界各地で飢餓の解消のために食糧支援をしている国連の機関。

本部はイタリア・ローマで2020年にはノーベル平和賞を受賞しました。

 

近年では内戦が続くシリアやイエメンなどで食糧支援を実施し

北朝鮮でも20年以上支援を続けています。

新型コロナの感染拡大後も

「ワクチンができるその日まで、食料こそが最良のワクチン」と宣言し活動しています。

 


日本では1人1膳分を毎日捨てている


 

日本では毎年612万トンがの食料が捨てられています。

612万トンは国連世界食糧計画(WFP)が

1年間に途上国などへ送る食料支援量の約1.5倍に相当する量。

 

「食品ロス」という言葉が知られるようになり、

レストランやコンビニといった事業者の廃棄量は減ってきているものの

日本人1人当たり毎日ごはん1膳分(約130g)を捨てていることに。

 


私たち日本と飢餓のある国のつながり


 

 

日本にいると、世界の飢餓の危険な状況はあまり感じにくいですが、

こうした記事を読むと今でも飢餓に苦しむ人たちがいることを痛感します。

同じ地球に生きている私たちにできることはなんでしょうか。

 

《肉類の消費が増えると……》

米、小麦、大豆、トウモロコシといった穀物の世界の生産量と消費量は

過去20年間を見ても増え続けています。

牛肉、豚肉、鶏肉、卵など畜産物を生産するために必要な穀物の量も

どんどん増えています。

 

日本は食料の多くを海外に頼っています。

先進国の中で、食料自給率は最低水準で、農作物の輸入額は世界トップレベル。

食品ロスを放置したまま必要以上の食料を輸入することは輸出国の水資源の枯渇につながります。

 

輸入する側には、持続可能な生産方法によるものを輸入したり、

食品ロスをなくしていく責務があります。

 


 

飢餓を直接的に感じていない私たちも、

輸入に頼って食料を得ているので食品ロスを減らして世界の食糧生産を守り、

他の飢餓の国にも行き渡るようにしていかなければいけません。

本誌ではさらに詳しいデータや情報が掲載されています。

 

こちらからお読みください。