サンデー毎日

「あなたの顔を4万円で買います」リアルな人の顔の仮面を作る理由

 

昨年10月、インターネットで顔のデータを提供する人を募集したのは

東京都墨田区にある仮面専門店『仮面屋おもて』の店主・大川原脩平さん。

 

お店は西洋の仮面舞踏会に出席する人が着用するような仮面や

テレビの戦隊モノに出てくるヒーローがかぶりそうなお面が壁一面に飾ってあります。

国内外の仮面を常時200点前後揃えているそうです。

 


 

大川原さんの募集は「プロジェクト『あの顔』」というもの。

募集に山道した人に顔写真を提供してもらい、大川原さんが気に入ったものを選びます。

それを基に顔をあらゆる角度から採寸してリアルな仮面を制作し、

1個9万8000円で販売します。

 

選んだ人の氏名など個人情報は他人には知らせず、顔のデータを提供した対価として4万円支払います。

なぜこんなことを思いついたのでしょうか。

 

「他人が自分の顔を買ってそれを基にした製品が世の中で売られる。いかにもフィクションでありそうじゃないですか。実際にやってみたら、面白いんじゃないか。そう思ってやってみたんです」

 

募集期間は昨年の10月から1ヶ月間。

東京都に住む人に限定したのに、約90人が応募し、そのうち約30人は海外に住む人でした。

募集が終わった後の同年12月1日、ドキュメンタリー動画を

ネットで配信する米ヴァイス・メディアが写真付きの記事をネットに載せました。

するとロイターが動画付きの英語とスペイン語記事を配信。

すぐに米国、ドイツ、ブラジル、インドなどの主要メディアが転電しました。

 

「ブラジルからの問合せが多かったですね。今も毎日20件ほど、ロシア語や中国語などいろいろな言語のメールやインスタグラムのメッセージが届きます。電話の問い合わせは、なぜかインドに住む人が多いですね」

 

大川原さんの回答も、まるでフィクションみたいですね。

 

『顔写真を買って仮面にして売る』という試みを面白がっており、

利益はほとんどでていないそうです。

大川原さんは今後も年に1~2回、「あの顔」を募集する予定だとのこと。

 

本誌では仮面の詳細な作り方、仮面を購入する人の気持ちや、付けた感想も掲載されています。

こちらからお読みいただけます。