子供の科学
夏の風物詩、怪談。
季節的にはまだ早いけど、面白い特集だったのでご紹介しちゃいます!
もし本当に幽霊が見えるとしたら、なぜ見えるのか、科学で説明がつくだろうか?
この記事は、幽霊が本当にいるかどうかはわからないが、幽霊をとおして脳の不思議を考えるきっかけとして読んでほしい。
(本文より)
【子どもの科学】幽霊っているの?
幽霊の姿が見える
「天井に女が貼りついてる」
なんて突然いわれたら、怖いですよね。
でも昔からこの手の怪談話が途絶えることはありません。
実際に私の周りにも「幽霊が見える」という人は結構います。
霊感0の私は見えないからこそ気になるのです!
思い切って聞いてしまいたい。
「それ、本当に見えてるの?」
オリヴァー・サックス著『見えてしまう人びと 幻覚の脳科学』(早川書房)には、ある女性の視界の片隅にいつもミッキーが踊っているという話が載っています。
まさかキャラクターの幽霊がいる訳ないし……。
やっぱり脳が見せる幻に過ぎないのでしょうか?
幽霊の声が聞こえた
「その時、女の声がしたんですよ……」
そして振り返ると誰もいない、というのは怪談ではよくあるパターンです。
この現象はもしかしたらマイクロ波聴覚効果(フレイ効果)で科学的に解明できるかもしれません。
マイクロ波は身近な電子レンジにも使われているもの。
電子レンジでは水を振動させ加熱しますが、幽霊の声の場合振動しているのは人間の頭蓋骨です。
振動によって加熱した頭蓋骨は内部で衝撃波を生みます。
同様に音声をマイクロ波の代わりに照射すると、頭内部の衝撃波が耳の神経を揺さぶり、言葉のような音を聞かせるそう。
これをマイクロ波聴覚効果と呼びます。
だれもいないのに声がする。
それはマイクロ波聴覚効果のせいだ!解決!
でも問題は誰がマイクロ波を照射しているのか、ですね。
幽霊の気配がする
「なんだかその場所に近づくとゾッとしたんです」
このゾッとする、気配を感じるというのは一体どういうメカニズムで起こるのでしょうか?
実はそんな幽霊の気配がする部屋は人工的につくることができるんですよ!
イギリスの科学者チームが、3m四方の部屋に、低周波と、幽霊発生時に出ていた周波数の電磁波を照射。
するとその部屋に入った79名のうち50人以上がめまいやぞっとする気配を感じ、何者かがいる気配がするとコメントしました。
丸ごと読みでは他にも、金縛りや幽体離脱、ラップ現象の謎を科学で解明しています。
子どもはもちろん大人でも楽しめる内容になっていますよ◎
記事の有効期限: 2019年3月18日