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10月16日、大手不動産会社・積水ハウスから

55億5000万円を騙し取ったとみられる男女8人が逮捕されました。

 

犯人たち──通称『地面師グループ』の手口とは一体どのようなものだったのでしょう?

昨年からこの事件を取材し続けている犯罪ジャーナリストの小川泰平氏が詳しく解説しています。

 

この雑誌のCHECK POINT

☑ 事件は<怪奇館>で起きた

☑ 劇団員まっ青の犯人グループの演技

☑ 黒幕は現在、目下逃走中

 

事件は<怪奇館>で起きた


サスペンス映画か経済小説かという、この入り組んだ事件が起きたのは昨年の4月。

東京・五反田駅からほど近い一等地をめぐって激しい架空取引が行われました。

地元では<怪奇館>などと呼ばれていたこの土地。

立地の良さから「100億円でもおかしくない」というほどの場所だったそうです。

実際、多くの不動産ブローカーが売却を持ち掛けていたとか。

 

そんな<怪奇館>は元々旅館でしたが、営業自体は数年前に停止しています。

それでも所有者の元女将は絶対に売却の話にうなづかなかったんですって。

でも、ある日そんな土地が売りに出されました。

「これはなにか裏があるだろう」

との怪しむ声も多かったのですが……実は、その怪しさを巧妙に隠す仕掛けがあったのです。

 

劇団員まっ青の犯人グループの演技


地主の女性を演じたのが、今回逮捕された羽毛田正美容疑者(63)。

そしてお抱え運転手や内縁の夫、仲介人などを演じたメンバーが総勢12人(逮捕状が出ている者)。

驚きの大所帯。さながら劇団ですね。

 

彼らはパスポートや印鑑登録証明書などを偽装し、公正役場に向かいます。

そして堂々と公正証書まで取得してしまうのです!

 

事実は小説より奇なりとは言いますが、こういうスパイものみたいなことって本当にできるんですね。

精巧な偽造書類を作成するプロの道具屋も一枚噛んでいるというからさらに驚きです。

その才能、犯罪以外に活かせなかったのでしょうか……

 

黒幕は現在、目下逃走中


2ヶ月後、法務局から登記申請却下の連絡が積水ハウスに入ります。

購入したはずの土地が女将の親族2人に相続登録されていたからです。

つまり、本物の女将はすでに亡くなっていたんですね。

 

この大掛かりな詐欺事件ですが、裏から糸を引く演出者がいます。

その名は内田マイク(64)。

『池袋グループ』という集団を率いてきた大物詐欺師です。

 

地面師の歴史は古く、手口は明るみに出ているものの

彼が捕まらない限りは、まだまだ続編がありそうですね……

 

今後も同様の詐欺被害の増加が懸念されています。

ぜひ本誌を読んで、その手口と対策をチェック!

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