子供の科学
サイエンスアーティスト&YouTuber
市岡元気先生による、光るかき氷実験!
◆この記事が掲載されている雑誌は、期間限定で丸ごと1冊読むことができます◆
サイエンスアーティストとして科学のことをおもしろく、わかりやすく解説している
市岡元気先生が、子供の科学にてさまざまな実験にチャレンジしています!
大人も子どもも驚き興奮する実験から、「光るかき氷」をご紹介!
ネオンのように光るかき氷をつくろう!
『光るかき氷』の光る秘密は、身近なものにも含まれている蛍光物質にあります。
この実験では蛍光物質を含む栄養ドリンクやトニックウォーター、
食用色素を使い、かき氷をデコレーション。
暗いところでブラックライトを当てると赤・青・黄に光ります!!
《材料》
栄養ドリンク(ビタミンB2入りのもの)…1本
トニックウォーター…1本
水…200ml
食用色素 青(藻類由来のスピルリナを含むもの)…耳かき1/3杯ほど
チョコレート(トッピング用のカラースプレーチョコ)…適量
《道具》
製氷皿、冷蔵庫、かき氷器、ガラスの器、ブラックライト懐中電灯
《実験手順》
(1)製氷皿に栄養ドリンク、トニックウォーター、食用色素 青を溶かした水を適量注ぎ、
冷蔵庫に3時間ほど入れ、凍らせて氷をつくります。
(2)かき氷器を使い、つくった氷を好みの順番で削り、ガラスの器に盛り付けます。
(3)チョコレートなどでトッピングして完成!
(4)暗いところでブラックライトを当てると蛍光物質が光る!
蛍光とは「ものが光を吸収して、違う色の光を発する現象」。
この性質を持った物質を蛍光物質といいます。
蛍光物質に強い光を当てると、その物質は光を吸収してエネルギーが高い状態に。
しかし、エネルギーの高い状態は不安定なので
吸収した光を放出してすぐに元の状態にもどるそうです。
紫の光がエネルギーを少し消費すると青になり、
もっとたくさん消費すると赤になる、という具合で光の色が変化します。
エネルギーの消費のしかたは物質の構造によって違うので
放出される光の色を調べて物質の種類を特定することも行われているそうですよ!
実験ではなぜカラースプレーチョコをトッピングしたかというと
カラースプレーチョコにも蛍光物質が含まれているんだそうです!
光るチョコレートも見てみたいですね!!!
簡単な材料でできる実験!
ぜひ家族やお友達で試してみてください!
実験の詳細や、市岡先生の他の実験などはこちらからご覧いただけます!
記事の有効期限: 2021年2月17日 Wednesday