エコノミスト

スマホ・5Gの新王者『賢い5Gユーザーの基礎知識』

 

今年6月、通信業界に衝撃が走りました。

格安スマホ会社の日本通信が、サービスを行う上で

ドコモに借りていた音声通話回線の利用料が高すぎるとして、

国に利用料の引き下げの判断を仰ぎ、総務省が申請を認める裁定を下しました。

 

ドコモは日本通信以外のMVNO(仮装移動体通信事業者)にも

同条件の料金設定をすることに。

ドコモにとっては年間300億円の減益要因になるとの指摘もされています。

 

そして日本でも2020年3月から指導し始めている5G。

現行の4Gに比べて「超高速化」「超多数同時接続」「超低遅延」の3点を実現するために

仕様が決められています。

 

「3GPP」と呼ばれる国際的な標準規格策定団体によって規格が決められました。

国内で使っているスマートフォンが海外でそのまま使えるのは、

国際的に定められた規格によって通信網と通信端末の相互接続が可能だからです。

 


4Gとは何が違う?


 

 

4Gと5Gとの違いは高速・大容量を実現するための「太いインフラ」。

5Gを高速道路に例えると、片側2車線よりも5車線のほうが走行可能な車の数は

ずっと多くなり、自動車の数が同じなら車線数が多いがより速く走行できます。

 


5Gはどう使う?


 

現状では3つの利用事例が想定されています。

(1)超大容量モバイルブロードバンド

一度に大観衆がモバイルでのブロードバンドを利用でき、

スタジアムでのスポーツ観戦で複数の角度からの映像を同時にスマホに映し出すサービスや

クラウドを利用したオンラインゲームの利用が始まっています。

 

(2)大規模な機械同士のコミュニケーション

都市のさまざまな活動をITで効率化する「スマートシティ」や、

自動化された工場「スマートファクトリー」などで超多数の端末を広範囲に接続すること。

 

(3)超高信頼性、超低遅延通信

製造現場、遠隔医療、輸送機器といった、超低遅延、高信頼性が求められる場面での通信技術。

5Gでは、従来に比べてほとんど体感できないレベルに遅延を低減するので、

製造や医療の現場で遠隔地においてもリアルタイムの情報共有ができるようになります。

 


 

 

これからどんどん私たちの生活に関わってきて、頼ることになる5G。

使っていくからこそ、詳しく知ることが大事ですね。

本誌では通信・5Gについて一掘り二堀り深く詳細が掲載されています。