子供の科学

眠気の正体と人工冬眠の未来【ヒトも冬眠できる…!?】

 

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生物にとって”眠り”はとても大切なものです。

私たちヒトなどが毎日眠るときの『睡眠』冬越えをする生物にみられる『冬眠』

この2つの眠りのメカニズムはまだ謎が多く、研究が続けられていますが

最近わかってきたことがあるといいます。

 

・どうして長く起きていると眠気が生じるのか?

・ヒトも冬眠できるのか?

・2つの眠りをコントロールでいたら、どんなことが可能になるのか?

 

これを睡眠研究の第一人者・柳沢正史先生が解説しています!

 


2つの眠り『睡眠』と『冬眠』


 

眠りには、大きく分けて『睡眠』『冬眠』の2つがあります。

睡眠は、地球の時点(昼と夜)にともなって活動を休止する行動をいいます。

冬眠は地球の公転(季節)にともなって活動を休止する行動です。

どちら生物の活動休止ということでは共通していますね。

 

では、この2つはそれぞれどういった状態のことを言うのでしょうか。

 

【睡眠】

  • 体が動かない
  • 外からの刺激に対して感覚が鈍くなる
  • 強い刺激を与えると目覚める
  • 長く起きていた後はたくさん眠る(恒常性がある)

 

【冬眠】

  • 低代謝状態が1日以上長く続く
  • 体温の設定温度そのものが低下する
  • 低下した体温のまま体の状態が維持されている
  • 自力で回復する

 

このように、睡眠と冬眠は性質が異なり、それぞれが独立した現象ですが、

どこかに関連性があるかもしれないと並行して研究が進められているそうです。

 


ヒトも冬眠できるようになる!?


 

 

クマやシマリスは冬眠しますが、ヒトやウマは冬眠しません。

およそ4000種いる哺乳類の中で、冬眠するものは約200種とわずかです。

 

また、進化の系統樹と動物の睡眠時間を照らし合わせると、

種が近いものはある程度同じ睡眠時間なのに対して

冬眠する種は系統樹のあらゆるところにバラバラに散らばっているそうです。

 

【世界初!マウス実験で『人工冬眠』に成功!】

2020年6月、イギリスの科学雑誌『ネイチャー』に『人工冬眠』に関する新しい研究成果が発表されました。

自然界では冬眠しないマウス(ハツカネズミ)を使って、ある神経細胞を刺激する実験を行い、

人工的に冬眠のような状態にすることに成功したのです。

 

神経細胞を刺激したマウスは急に動かなくなり、

体温が約38度から約25度まで下がり、通常ではありえないほど冷たくなっていました。

そこでもっと詳しく調べてみると、なんとこのマウスは冬眠のような低代謝の状態になっていたことがわかったのです。

 

そのマウスはおよそ1週間かけて、自力で下の状態に戻ったとのこと。

 

もしかすると今後、睡眠の研究が進んで、ヒトも冬眠状態になることができれば

病気予防になったり、活度時間がUPしたり、救命医療に役立ったりすることが可能になるかもしれません。

 


 

まだまだ睡眠には謎が多いとのことですが、

私たちに欠かせない睡眠をよりよいものにして活き活きと暮らせるように研究が進んでいくといいですね。

睡眠と冬眠についての詳しい記事はこちらからお読みいただけます!

記事の有効期限: 2021年11月17日 Wednesday

 

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