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映画『罪の声』プロデューサー、監督が語る

制作秘話「決意と役者たち」

 

1984年、食品会社への脅迫事件が発生。

犯人は関西弁の挑戦状をマスコミに送り、各地に指示書を貼って身代金を運ばせた…。

昭和最大級の未解決事件をモチーフに作家・塩田武士が執筆した小説『罪の声』。

 

それを同年、 #ドラマ 『コウノドリ』(2015年)、『逃げるは恥だが役に立つ』(2016年)などを

手掛けたTBS・那須田淳プロデューサーが手に取りました。

 

「まず心をつかまれたのは、3人の子どもの声が知らないうちに脅迫テープに使われていたという着想。それから子どもを犯罪に巻き込むことは社会から希望を奪うことだというテーマです。子どもの一人である生島望の物語に心を揺さぶられましたね。今でも思い出すたびに涙が出る。抗しがたい宿命を背負った彼女と弟の総一郎の人生を映画を通して救ってあげたいと奮い立ちました」

 

映像化を巡り争奪戦が起こったそうですが那須田氏は原作者に直接思いをぶつけて

#映画 化の権利を獲得したそうです。

 


 

 

那須田氏は、脚本家に『逃げ恥』の野木亜紀子氏、

監督は『コウノドリ』『逃げ恥』、『ハナミズキ』『映画 ビリギャル』などの

映画でも組んだ盟友・土井裕泰監督に託しました。

 

那須田氏は

「複雑な社会とそこに生きる人々の宿命のドラマを、あまり単純化せずに描きたい」

という希望を野木氏に伝え、実際に小説を全て映像化するには5~6時間の作品になるので、

それを2時間の映画にするという脚本作業は難航したそうです。

 

このとき、土井監督が特にこだわったのは、阿久津( #小栗旬 )と曽根( #星野源 )の関係性について。

「追う者と追われる者という関係で出会った2人に、やがて友情めいたものが生まれていく。その面白さを色濃く出したくて、出会うタイミングや真実にたどり着くまでのプロセスを意識的に組み替えました」

 


 

撮影は2019年3月から5月にかけて敢行しました。

苦労したのは、昭和・平成・令和と3つの時代を描く必要があったこと。

また本作は登場人物が多いため、次々に俳優たちと対峙することも「緊張感があった」と

土井監督は話します。

 


 

本誌では、小栗旬さんと星野源さんのスペシャル対談や

脚本の野木氏、原作者の作家・塩田武士氏のインタビューも掲載されています。

内容たっぷりの記事はこちらからご覧いただけます。