衛星事業者からベンチャーまで「宇宙ごみ除去」で競争激化

  • 更新日

エコノミスト

衛星事業者からベンチャーまで「宇宙ごみ除去」で競争激化

  宇宙ごみとは、運用を終えた衛星やロケットの機体、 またそこから発生した部品や破片などの総称です。 地球の周りを秒速数キロメートルもの速度で回っており、たとえ小さなものでも 運用中の衛星に衝突すると甚大な被害をもたらすことから かねてより大きな問題となっています。   日本最大の多チャンネルデジタル衛星放送「スカパー!」を運営する 衛星通信会社スカパーJSATが今年6月11日に開催した記者会見で、 「宇宙ゴミ問題はCO2や海洋プラスチックと同じ環境問題である。宇宙のSDGsとして、きれいで安全な宇宙環境維持のため、この問題に取り組む」 と宣言しました。  
  現在、地球周辺の軌道には、直径10センチメートル以上の宇宙ごみが 約3万4000個、直径1ミリメートル以上まで含めると1億個以上あるとされています。 さらにこれから宇宙ビジネスの発展が進めば、宇宙ごみの数も増え、 衛星と衝突する危険性も増すことが想定されています。   近年世界中の宇宙機関や民間企業によって、宇宙ごみ除去用の衛星の研究・開発が行われています。   スカパーJSATは宇宙ゴミの除去にユニークな低力レーザーを照射するという世界初の技術を使います。 物体にレーザーを照射すると、照射された物質がプラズマ化や気化し、物質表面から放出されます。 この放出を推進力として利用し、宇宙ゴミの軌道を変更して大気圏へ突入させ、破棄するとのこと。   安全性や柔軟性が高く、宇宙ゴミを動かすための燃料は不要となり、経済性にも優れています。 スカパーJSATは理化学研究所や宇宙航空研究開発機構(JAXA)や 名古屋大学、九州大学と連携して産学官で開発を進めており、 2026年のサービス開始を目指します。  
  宇宙ごみは、地球からは見えないですし、私たちの生活圏内でも見ることがないので なかなか実感はわきませんが、もしゴミが衛星に当たれば大変なことに。。 私たちの普段の生活が宇宙のゴミを減らすことには繋がりませんが、 今後の人間の生活をよりよく快適にするには、必要なことですよね。 みんなで良い地球環境、宇宙環境を作っていきましょう!   こちらから最新の記事がお読みいただけます。 ]]>