『世界の今』新型コロナ感染拡大に備えるケニア・ナイロビの対策

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ナショナル ジオグラフィック日本版

『世界の今』新型コロナ感染拡大に備えるケニア・ナイロビの対策

 
2020年7月3日現在、世界で1070万人が新型コロナウイルスに感染し、
51万人が亡くなっていることが確認されています。
先進国も、途上国も関係なく広がっているウイルス。
 
各国がそれぞれの対策をとっていますが
人口が密集する大都市の“貧困地区”では感染拡大を防ぐ手段が限られています。
 
ケニアの首都ナイロビにある貧しいキベラ地区では、
壁に「力を合わせてコロナと闘おう!」と書かれています。
 

 
こうした貧しい地区がナイロビにはいくつかあり、
ここには数十万人が密集して暮らしています。
自己隔離やソーシャルディスタンスを実行するのはなかなか難しそうです。
 
現在、ケニアで確認されている感染者数は6941名、死亡者数は152名。
これ以上感染者増を避けるためにどんな対策が行われているのでしょうか。
 

 
ナイロビの中心にあるビジネス街では救急隊員たちが
主だった公共施設や市場を回って消毒しています。
 
検査体制も衛生資材も十分ではないので、
ケニア政府は社会活動を制限するために外出禁止令を出しました。
しかし、違反者と警察との激しい衝突を招く結果となりました。
 
そしてキベラのような貧困地区には、マスクも消毒薬もありません。
あったとしても高価で入手できないので、対策には程遠いでしょう。
 
ファッションデザイナーである24歳のデビッド・アビド氏は
世界中の多くの人と同じように住民たちをウイルスから守ろうと
自分が育ったキベラ地区で明るい柄の布地で作ったマスクを無料で配りました。
 
 
こうした個人の努力でウイルスから住民たちを守る活動が行われているようです。
素晴らしい話ですが、個人だとやはり限界がありそうです。
どうか世界からはやくコロナウイルスが収束して、
みんなが健康に暮らせる日々が戻ってきてほしいです。
 
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