【福祉×アートを拡張せよ】異彩を見出す双子の実験ユニット「ヘラルボニー」

  • 更新日

Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

【福祉×アートを拡張せよ】

異彩を見出す双子の実験ユニット「ヘラルボニー」

  ◆この記事が掲載されている雑誌は、期間限定で丸ごと1冊読むことができます◆   創業してから1年を待たずして10を超える福祉施設とライセンス契約を結び、 提案可能なアート作品は1000点以上。 ヘラルボニーは知的障害のあるアーティストの作品を デザインに落とし込むプロダクトです。   起業した松田兄弟には自閉症の兄がいて、 幼い頃から兄について「かわいそう」だとか「兄の分まで頑張るんだぞ」などと 周囲から言われてきた。   「兄貴だって、普通に泣いたり笑ったりする人間なのに」   違和感をもっていた二人にとって、福祉の仕事を目指したのは自然な流れだったといいます。  
  学生時代、兄弟は一時、自分たちの弱さから自閉症の兄を傷つけ 距離ができてしまいますが、その後関係を修復していき、 さらに福祉に関心を持ちました。   社会人2年目の夏、アート好きな松田崇弥が母に誘われ、 岩手県花巻市の「るんびにい美術館」に訪れたとき、 知的障害のあるアーティストの作品に触れ、 「こんな面白い世界があるのか」と衝撃を受けたそう。   思えば「下手くそだな」と思っていた兄の落書きも 視点を変えると魅力的だったと実感したそうです。  
  その後、知的障害のあるアーティストの作品を 傘やネクタイなどへ商品化するブランド「MUKU」を始め、 2018年7月にヘラルボニーを設立。   建設現場を囲む仮囲いに知的障害のあるアーティストの作品を掲示する 「全日本仮囲いアートプロジェクト」や パナソニックなど企業にアート作品を提供するなど、 企業や自治体と協力して『福祉×アート』の領域を拡張させています。   「知的障害があることは、『異彩』と定義して 全国各地に広げて、障害のある方たちに対する社会のイメージを変えていきたい」 と話す松田兄弟。   それぞれの特性を尊重し、楽しみながら社会実験に取り組んでいる。 インタビューはこちらから!   記事の有効期限: 2019年11月26日 Tuesday]]>