生き方が変わるヨガ哲学「なぜ欲から離れられないのか」

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Yogini(ヨギーニ)

生き方が変わるヨガ哲学「なぜ欲から離れられないのか」

  ◆この記事が掲載されている雑誌は、期間限定で丸ごと1冊読むことができます◆   ヨガ哲学とは日常的にさいなまれる何かから卒業し、 平穏で楽しく、爽やかな生き方ができるように指針を示してくれるもの。 自分の身に起こりやすい難問やギモンに照らし合わせて 哲学ではどう言っているのかをみてみましょう。     「ヨーガスートラ」の編者・パタンジャリ先生による、 欲を制するために、まずは欲の正体を知る記事。   ヨガのみならず、インド哲学にも詳しいヴェーダブラカーシャ・トウドウ先生によると 幸福な経験は心に刻まれ、それに人は執着します。 見たり味わったり、なんでも心地よい経験にこだわることが欲望だといいます。   「何かを欲し、手に入れるために生きていくことは自然なことで、欲求が悪とは言えません。特に食欲、睡眠欲、性欲などの生理的欲求は生存本能ですから、湧くのは自然です。ただ一般的な場合、内容、対象、目的、獲得手段や結果によって欲求のよし悪しが判断されます。自分と社会に与える影響、心の発達への影響などが重要です」   欲は、ヨガだけでなくインド哲学でも取り上げられるほど 普遍性に富んだテーマだそうです。 『ヨーガスートラ』では目指すべき最終段階が欲望を超越した存在であると説いています。  
  アメリカの心理学者、アブラハム・マズローが提唱する、『マズローの欲求五段階説』は より高次元の欲求に至る人の割合は次第に減るとされピラミッド型で表現されています。   最も下層に置かれる「生理的欲求」は人が生き物として生命を維持するための根源的な欲。 その上に、安全・安心を求める「安全欲求」、 組織に属して人に求められたい「社会的欲求」、 他人に尊敬され、自分に自信を持ちたいという「承認欲求」、 自分の能力を最大限発揮し、使命を成し遂げたい「自己実現欲求」、 利他的な行動により自分や他人を幸せにしたい「自己超越欲求」があるそうです。   こういった欲がないと、人間は死んでしまうとのこと。 日本で暮らす人の生理的欲求は基本的に満たされているためか それ以外の欲求が膨らむ傾向にあり、また欲求が複雑に絡み、 過剰になったりゆがんだりして出現することもあるそうです。 過食症やアルコール依存症といった生理的欲求の過剰と見える事象に、 愛されたいという欲求や承認欲求、性的欲求の欠乏が隠れていることも。   欲とは、生きるためにはなくてはならないものなので決して悪いものではなく その欲と上手く付き合い、良い方へ進んでいけば欲をいけないものと捉えずに生きていけるはず。 そこにいくまでが難しいかもしれませんが、本誌のヨガ哲学の特集を読み進めれば いつも感じていた疑問についてわかるかもしれません。   ・悩んで克服してきたこんな欲、あんな欲 ・どうしたらうまくコミュニケーションできるのか ・なぜ認められたいのか ・なぜ怒りが生まれるのか   などなど人間の気持ち、心、そして肉体との繋がりなど ヨガを通した哲学が本誌で紹介されています。   こちらからご覧いただけます。 記事の有効期限: 2020年11月21日 Saturday]]>