TRANSIT(トランジット)
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世界を旅する雑誌【バルトの夏至祭】
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2020年3月に発売されたトランジットでは、バルトの夏至祭を特集しています。
バルトとは、ざっくり言うと『ヨーロッパの東のほうで北のほう』。 エストニア、ラトビア、リトアニアの三国のことをバルト三国と呼びます。
今回は2019年に津田直さんがバルト三国を訪れたときに行われていた夏至祭のレポート。

夏を前にすると、太陽を祝う夏至祭の準備が各地域の丘や川辺、
古き聖地で静かに始まっていきます。
上記右写真はビリニュス郊外にあるヴェルキュー公園での夏至祭の日、
丘の上でくつろぐ家族の姿。
一年でもっとも陽の長い一日をゆったりとすごします。

日中の眩しい、黄金色をした太陽の下では女性達が集まり、花冠を作り始めます。
訓えによると、昔は一言も言葉を口にせず、作る習わしがあったそうです。 しかし現代ではそれぞれに思いを込めて、女の子たちはおしゃべりしながら
仲睦まじく花冠を作っています。
太陽をモチーフにしているともいわれていて、 女性達が身に着けると太陽の女神が舞い降りてきたように ひとりひとりが輝き、太陽の子どもに見えてきます。
なかなか沈むことのない太陽が緩やかに傾きはじめると、
人びとは列を成して森へと向かいます。
大きな岩の側に立ち、女性たちが歌い始めると、
つづけて男性たちが返答するように太い声を森に響かせます。
ラトビアでは、夏至に関する歌が2万曲もあるそうです。 そのくらい、バルトの国々における歌の歴史は古くて長い。
それだけずっと、夏至祭は大切な行事として迎えられ、
人びとが集まり、陽の長い一日を祝います。
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