23期連続売上高増加!『サイバーエージェント』危機から育てたテック路線

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23期連続売上高増加!

『サイバーエージェント』危機から育てたテック路線

サイバーエージェントインターネット産業で日本を代表する企業の一つになりました。
ネットテレビ『ABEMA』の印象が強いですが、屋台骨はネット広告とスマートフォンゲームです。
ある危機を経てテクノロジー路線に転換。変わらぬベンチャー精神との両輪で好循環を描きます。

今回は日経ビジネス電子版にて掲載されているサイバーエージェントの近況についてピックアップします。


 

・セミナーからつながる採用

「ではインターフェースの振り返りから始めます」
2021年11月、サイバーエージェントがオンラインで聞いたプログラミングのセミナーで
参加者20人が講師の説明に聞き入っていました。

セミナー『Go アカデミー』は同年に始めた採用活動です。
ネット広告やゲームの事業で使うプログラミング言語『Go』について3ヶ月間指導します。
セミナーには入社に興味のある人や、新たなキャリアを模索している人ばかりを集め、
成績優秀者は入社試験の最終面接にいきなり招きます。

エンジニアを確保し、育てなければ成長はない。

手間のかかる採用方法にはそんな覚悟が表れています。


・電通と競り合う時価総額

サイバーエージェントの2021年9月期連結の売上高はゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』がヒットし、
2020年9月期と比べ39%の6664億円、営業利益も3倍の1043億となりました。
いずれも過去最高です。
国内最大手のネット広告は売上高全体の48.2%、ゲームが39.4%を占めます。

時価総額は2021年12月末時点で9679億円に上ります。
広告業界のガリバー、電通(1兆1800億円)と競り合い、
博報堂DYホールディングス(7464億円)よりは高い水準は続きます。

経営を全体として見たときに目立つのは、長期の成長を実現していること。
1998年の設立以来、23期連続で増収が続きます。
要因として、AI(人工知能)などテクノロジーの力を高めている点は見逃せない。
冒頭の力の入った採用もその一環です。

そして大黒柱のネット広告事業で、実力への評価が年々高まっています。
クレディ・スイス証券の齋藤剛アナリストは「技術力は電通や博報堂を含め業界で最も高い」と言います。
ネット広告の市場規模は2019年にテレビ広告を抜いています。

また、サイバーエージェントは広告代理店として様々な役割を担っていて
企業の依頼を受けて広告を制作したり、米グーグルや米フェイスブック(現メタ)、
ヤフーなどに広告を配信しています。


 

・強みの広告制作

ネット広告では、機動的に出稿金額や広告内容を変更できる「運用型広告」が主流です。
個人の属性や、パソコン・スマホといったデバイスに応じて広告内容を変えることも可能。
ただ、掲載するウェブメディアによって運用ルールが異なり、
日々変化するため、それに合わせて広告を作り直す必要があります。

サイバーエージェントはメディアごとの運用ルール設計に基づき、
「最適」な広告を出すことにAIを活用しています。
例えば、蓄積された広告表現のデータから、
画像や動画、テキストの組み合わせをAIが生成するアルゴリズム(演算手法)を磨いています。


本誌ではさらに注目を集めるサービスや今後についても掲載しています。
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