FQ JAPAN
「Hey Siri」
「OK Google」
「アレクサ」
確実にAIは私たちの生活に組み込まれています。
SF小説の中での話だったロボットたちとの生活。
今後さらなる発展を遂げた後、待つのは人類の進化?それとも……。
◆この記事が掲載されている雑誌は、期間限定で丸ごと1冊読むことができます◆
親子で楽しむAI新時代
「AIによって、我々は悪魔を呼び出そうとしている」
これはテスラの創設者イーロン・マスクの言葉です。
このようにAIの驚異的進化に警鐘を鳴らす人物は多く、そこには物理学者のスティーブン・ホーキンスやビル・ゲイツなどの世界的リーダも含まれます。
さらにAI研究家の権威レイ・カールツワイルの仮説によれば、2045年にはAIが全人類の知能を追い越し、図りしれない社会変化をもたらすというのです。
本当にAIによって人類は窮地に立たされてしまうのでしょうか!?
しかし『2020年人工知能時代 僕たちの幸せな生き方』の著者・藤野貴教氏はその心配はないといいます。
本当に大事なのは、目の前の仕事をどう変化させるか、人間がどう進化していくか、ということだから
(藤野氏)
AIが進化することによって、人間の可能性がどんどん広がり、より人間らしく生きられるようになる。
そう考えると未来は希望でいっぱいという気分になってきました!
「AIが苦手」で見える未来の仕事
「あの人なんだかロボットみたい」
というと、どのような人を想像するでしょうか。
私は感情のない、冷静な(そして時々冷酷な)処理能力が異様に高い人を想像しました。
そのイメージ通り、ロボットは仕組化(構造化)されていて論理的・分析的・統計的なことが得意。
逆に、構造化されていない感性的・身体的・直感的なものが苦手です。
つまり型破りで感受性豊かでアクティブな人物は『ロボット的』ではないといえるのですね。
表にすると下のようになります。
■コミュニケーター
常に疑問を持ち、原理原則に立ち戻って考えることができる人物。
仮説を立てる仕事を「コミュニケーター」と定義します。
知的好奇心はAIには簡単に真似できないことです。
■モデレーター
人の感情を思いやれるホスピタリティが求められる仕事です。
人間は自分の想いを手ぶり身振り、声、表情で実に豊かに伝えることができますよね。
共感したり感じたことを表現したりするのが得意な人は、場を和ます人、モデレーターになることができるでしょう。
■イノベーター
AIと対極にあるのがイノベーターです。
既成概念にとらわれず、新しいものを生み出していく仕事。
これからの子どもたちに最も求められる能力です。
人間が本当にやりたいことができる?
AIによって実現される時代を生き抜こう◎
記事の有効期限: 2019年06月16日