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CDデビューから25年、前例なきスターを数々生み出してきたジャニーズ事務所において
ひときわエッジの利いた存在感を醸し出しているのがKinKi Kids。
プレーヤーとして、またクリエーターとして脂が乗るなか、自身を育ててくれた“ジャニーズ”について語っています。
今回は、日経エンタテインメント!のKinKi Kidsへのインタビューをピックアップします。
堂本光一
「トレンドは乗るのではなく、作るもの」と僕らは教えられた

「僕のスタンスは昔から何も変わらなくて、その場その場の状況に対応してきただけです。その時に何をどうするのがベストなのか、何を発信すべきなのかを都度考えてやってきたに過ぎません。
例えば、ドームも小さな会場もどちらも似合うと言ってくれる人がいますが、もしそうだとしたら、そういうふうになれたのは1つひとつの機会に真正面から対応してきたから」
TPOに合わせた聴かせ方・見せ方を追究するたびに、また違う表現スタイルが生まれ、身についてくる、と話します。
世のトレンドには乗らない
また、長く続けてこられた理由を挙げるとするなら、はやりに乗らないことじゃないかと話します。
「デビュー曲が象徴的ですよね、はやりに逆光してましたから。そうしてひたすら、自分たちの考える“KinKi Kids”というものを大事に探しながらやってきた、というのはあると思います」
はやりに乗っていたら、そのはやりが過ぎた時点んで終わってしまう。
「それよりは、『どういう歌を歌うことが今のKinKiにとって“新しいね”って言えるのか』を一番に捉えて、次の展開を考えている。それがKinKiにとってのトレンドだから、時代のトレンドに乗る必要はなくて。これは昔から一貫してますね。2人とも、意味なくはやりに乗ることを嫌う傾向がありますし」
いろんな事情があるからこそ、何から何まで自分たちの思い通りにモノ作りができているわけではないものの、
そこに乗っかってみることで発見できることもあったといいます。
「理想通りにいかないときこそ学びどころなんですよね。そこで『意見が合わない!』と腐って、より良いものを目指すことを放棄してしまったら、それこそ何も生まれません。後々、『あれがあったから良かったんだ』と思えるかどうかは自分次第だと思う。僕が常々『KinKiはチャレンジの場である』と言っているゆえんです」
ジャニー喜多川さんは、「トレンドを作りなさい」って言う人だと光一さんは話します。
インタビューの続きは本誌にてお読みいただけます。
イメージを固定化させないことがジャニーズのイズム

「前例がなかったり、異色すぎると、逆に人はあまり騒がないっていうのもあると思うんですけど…人間は経験したことの中で答えを出す場合がほとんどなので、考えが追いつかない、答えがまとまらないとか、そういうことで。ジャニーさんが僕ら2人に託してくれたことは、事務所にとっても初めてのことだらけでした。
だからスタッフさんも現実へと気持ちが追いつかないし、本人たちも追いつかない部分は多々ありました。でも、ジャニーさんの頭の中にあるものをなんとか形にしようと今日まで生きてきてるんですよね」
そのなかで常々言われていたのが、
『2人でものを作るときと、1人で何か作るときは、全く違うことをやりなさい』ということ。
「メリーさん(事務所前会長・メリー喜多川氏)にもそう言われて。具体的にこういうことをとまでは言われなかったけど、僕がやっていることは異例中の異例みたいな事柄が多いので、異端児とかわがままって言う人もいます。ちゃんとした理由があり、すべて許可をもらったうえで選択してきた道なんですけどね」
ジャニーさんの中にあった“イズム”は、KinKiの2人がやっていることのすべてひっくるめてだと思う、という剛さん。
「世間には“ジャニーズってこうだよね”っていうイメージがあると思いますけど、その決めつけをジャニーさん自体が嫌がってた節はすごくある。アイドルを否定しているわけじゃなくて、決めつけることでアイドルの可能性を窮屈にもしかねないし、アイドルでありながらアーティストであるという形を生み出したい気持ちがジャニーさんからにじみ出てましたから。そういう考えの傍らで育ってきたので、僕は自然と現在地へとたどり着いた気がします」
本誌では、KinKi Kidsのお二人のインタビューをお読みいただけます。
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