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..井ユリ・佐伯紺えりこ日記・錦見映理子編集・天野慶高野公彦選巻頭秀歌馬場あき子の「百人一首」ほととぎす…/思ひわび…巻頭秀歌・歌意高野公彦21216探索うたことば梅内美華子現代うたのアンソロジー〈..
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..心の動きをうたう題「日記日記」または自由日記の中のわたし栗木京子●放送日など番組に関する情報をご覧いただけます。「NHK短歌」番組ホームページhttp: //www.nhk.or.jp/tank..
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..動きをうたう題「日記日記」または自由日記の中のわたし栗木京子●放送日など番組に関する情報をご覧いただけます。「NHK短歌」番組ホームページhttp: //www.nhk.or.jp/tankah..
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..日記日記」または自由日記の中のわたし栗木京子●放送日など番組に関する情報をご覧いただけます。「NHK短歌」番組ホームページhttp: //www.nhk.or.jp/tankahaikuTV84..
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..ノで、仏教的な教えのうちに不動の定理があるということと、日本語の「もの」という語とが出会う。『万葉集』に見ると、「もの」は「もの」、「こと」は「こと」と、しっかり使い分けられており、日本語から立..
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..ゼントされたノートに日記を付けはじめました。彼女は「キティ」という人物を設定し、友人であるキティに語り掛ける感じで日々の思いを書き記していったのです。中学生の頃に『アンネの日記』を読んで感動した..
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..学生の頃に『アンネの日記』を読んで感動した私は、真似をして日記を書くことにしました。「キティ」の代わりに「真理」(マリではなくシンリと読ませます)という友人を創り出し、毎回「真理さんへ」と呼び掛..
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..した私は、真似をして日記を書くことにしました。「キティ」の代わりに「真理」(マリではなくシンリと読ませます)という友人を創り出し、毎回「真理さんへ」と呼び掛けるところから言葉を綴ってゆきました。..
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..い私は三ヶ月もしないうちに日記から遠のいてしまいました。余白の多い日記帳は机の引き出しの奥にしまわれたまま、いつの間にか忘れ去られたのでした。どんなことを書いていたのか、今では思い出せませんが、..
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..三ヶ月もしないうちに日記から遠のいてしまいました。余白の多い日記帳は机の引き出しの奥にしまわれたまま、いつの間にか忘れ去られたのでした。どんなことを書いていたのか、今では思い出せませんが、「真理..
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..いました。余白の多い日記帳は机の引き出しの奥にしまわれたまま、いつの間にか忘れ去られたのでした。どんなことを書いていたのか、今では思い出せませんが、「真理さんへ」という書き出しだけは記憶に残って..
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..たることなくてわれの日記は克明なりき米川千嘉子『夏空の櫂』放送9月20日日再放送9月22日火日記の中のわたし「塔」選者栗木京子心の動きをうたうイラスト:浅見ハナ作者が二十代後半で刊行した第一歌集..
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..日再放送9月22日火日記の中のわたし「塔」選者栗木京子心の動きをうたうイラスト:浅見ハナ作者が二十代後半で刊行した第一歌集の中の歌です。思春期から青年期に到る日々に記していた日記なのでしょう。慕..
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..到る日々に記していた日記なのでしょう。慕わしく思う相手が当然現れたはずですが、愛や恋という文字が周到に避けられています。たとえば「放課後、Aから詩集を借りた。返すのはいつでもよいと言われた」「図..
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..でしょうか。「われの日記は克明なりき」に、「われ」の心の揺れを少し離れたところから見つめるもう一人の「われ」の眼差しを感じます。このように、日記には自身の心境を客観的に捉え直すという効用がありま..
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..じます。このように、日記には自身の心境を客観的に捉え直すという効用があります。ただし、目先の感情に左右されがちな人(私もそうですが)には、なかなかむずかしいことかもしれません。ところで、「日記」..
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..ません。ところで、「日記」を広辞苑で引きますと「日々の出来事や感想などの記録」「一般に、日誌よりは私的・個人的」といった記載があります。学級日誌、業務日誌などのように、,{5E59141E-0D..
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..にしているのに対し、日記はあくまでも書いた本人だけのもの、という印象があります。非公開、秘密、門外不出。鍵付き日記が存在する通り、日記はきわめて私的で秘すべきものと言えましょう。けれども、次に紹..
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..密、門外不出。鍵付き日記が存在する通り、日記はきわめて私的で秘すべきものと言えましょう。けれども、次に紹介する二首の歌では他者の日記を読んだり、また自分の日記が誰かに読まれたりしています。ロシア..
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..日記が存在する通り、日記はきわめて私的で秘すべきものと言えましょう。けれども、次に紹介する二首の歌では他者の日記を読んだり、また自分の日記が誰かに読まれたりしています。ロシア語のページもありし吾..
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..る二首の歌では他者の日記を読んだり、また自分の日記が誰かに読まれたりしています。ロシア語のページもありし吾が夫の日記ひそかに閉ぢておきたり河野愛子『木の間の道』をりをりに未来をなげきいふ妻はわれ..
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..読んだり、また自分の日記が誰かに読まれたりしています。ロシア語のページもありし吾が夫の日記ひそかに閉ぢておきたり河野愛子『木の間の道』をりをりに未来をなげきいふ妻はわれの日記を読みゐるらしき上田..
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..ージもありし吾が夫の日記ひそかに閉ぢておきたり河野愛子『木の間の道』をりをりに未来をなげきいふ妻はわれの日記を読みゐるらしき上田三みよじ四二『雉』河野作品は太平洋戦争終戦の少し前に詠まれた歌です..
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..なげきいふ妻はわれの日記を読みゐるらしき上田三みよじ四二『雉』河野作品は太平洋戦争終戦の少し前に詠まれた歌です。彼女の夫は陸軍大学校を卒業して陸軍参謀本部に勤務する軍人でした。日本語のページの中..
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..と立場が逆で、自分の日記が妻に読まれているらしいと詠んでいます。この歌は昭和三十(一九五五)年、作者が三十代前半の折の作です。内科医である上田は病院勤務のかたわら作歌や評論執筆に力を注いでいまし..
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..た。そうした不安感が日記の行間から伝わってきたのでしょう。「読みゐるらしき」からは、気配を察しながらも言葉に出さない夫婦の様子がわかります。暗黙のうちに互いを思いやっている若い男女の暮らし。清潔..
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..がわかります。暗黙のうちに互いを思いやっている若い男女の暮らし。清潔な余情を残す一首です。夜中にも?の鳴いてるかなしさにわたしは白い日記を閉じる加藤治郎『噴水塔』清潔な余情ということでは、この歌..
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..なしさにわたしは白い日記を閉じる加藤治郎『噴水塔』清潔な余情ということでは、この歌も日記が閉じられたのちにすがすがしい気持ちが広がってきます。一日の終わりに日記を書こうとしていると、まだ?が鳴い..
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..うことでは、この歌も日記が閉じられたのちにすがすがしい気持ちが広がってきます。一日の終わりに日記を書こうとしていると、まだ?が鳴いていることに気付いたのです。短い命を燃やし尽くすように鳴く?。そ..
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..ます。一日の終わりに日記を書こうとしていると、まだ?が鳴いていることに気付いたのです。短い命を燃やし尽くすように鳴く?。その一途な存在証明の声に胸を打たれ、作者は黙って今日という日にピリオドを打..
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..イッターなどの形式で日記を公開する人が増えています。鍵付き日記に小さな字で心情を吐露していた頃とは隔世の感があります。そんな昨今ではありますが、手書き日記愛好家もまだ根強く残っており、最近私は友..
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..増えています。鍵付き日記に小さな字で心情を吐露していた頃とは隔世の感があります。そんな昨今ではありますが、手書き日記愛好家もまだ根強く残っており、最近私は友人から三年日記というのを勧められました..
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..はありますが、手書き日記愛好家もまだ根強く残っており、最近私は友人から三年日記というのを勧められました。一日ずつのスぺースが横に三年分並んでおり、一年が終わったらまた最初のページに戻って翌年の元..
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..最近私は友人から三年日記というのを勧められました。一日ずつのスぺースが横に三年分並んでおり、一年が終わったらまた最初のページに戻って翌年の元旦から書きはじめることになります。五年日記や、さらに十..
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..ことになります。五年日記や、さらに十年日記もある、ということで、なんだか楽しそうです。水平に時間は流れはじめたり三年日記のページひらけば栗木京子歌集未収載,{BDCEF9C1-573F-49CE..
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..年日記や、さらに十年日記もある、ということで、なんだか楽しそうです。水平に時間は流れはじめたり三年日記のページひらけば栗木京子歌集未収載,{BDCEF9C1-573F-49CE-8C84-859..
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..は流れはじめたり三年日記のページひらけば栗木京子歌集未収載,{BDCEF9C1-573F-49CE-8C84-8597B723CD96}30,28ていたと打ち明け」の「打ち明け」がやや舌足らずな..
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..信しています。娘は、日記に近い内容を、誰にも読まれないように鍵をしているのです。「父」はただ、黄色い表紙と、ひそひそと何か書いている「娘」の姿を知るばかり。あとは秘密の恋などを想像して、日々に悩..
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..さい」「努力も才能のうちです」「新しいこと、時事や社会昭和五十一(一九七六)年三月二十三日、それまで臥しがちであった光子は老衰によって眠るように亡くなった。満九十歳。死の三日前まで日記をつけ、前..
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..十歳。死の三日前まで日記をつけ、前日までしっかりとした様子だった。「ありがとう。ずい分お世話になった。長いこと。長いこと。」(『四賀光子終焉記』太田絢あや子こ・「潮音」昭和五十一・五)とやさしい..
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..ない。逢えないでいるうちに、顔も声も、ぼんやりとしてゆく。「はやおぼろなり」という結句が切ない。古典和歌にも、「面影」を思い出すという歌は少なくない。面影の忘らるまじき別れかななごりを人の月にと..
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..いろあるのだが、そのうちの一つにツイッターやフェイスブック、ラインといったSNSに興味を持てないというのがある。人生、「こんなこと聞かなきゃよかった」「言わなきゃ良かった」と思うことはたくさんあ..
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..一歳でもいいから若いうちに歌を始めて、一年でもいいから早く結社に入ったほうがいいですよ、と言っています。歳がゆくと恋の歌は作れないでしょ(笑)。小島そうかもしれないですね。外塚僕は本や歌集という..
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..紅『ぼんやりしているうちに』この歌は「保存」という言葉の選びが面白い。作者は生化学の研究者です。細胞のなかのある種のタンパク質は、十億年以上という生命の進化の歴史のなかで、ずっと同じ構造を保ち続..
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..へて二合にもどりたるごはんに釜もわれも戸惑ふ評●連休で遊びに来ていた家族や友人が帰ってしまった。それで炊く米の量が減ったのでしょう。寂しい、とは言っていないところに余情があります。評●思い切った結..
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..安藤美智子にんじんのごはんと幼き日に呼べる炊き込み飯を母に作りぬ埼玉県上尾市いまのまさし明あした日葉ばの葉のつくだ煮で茶漬けにす色つぽくなつた中越典子埼玉県川越市小野長辰「おふくろの味」とふ書名に..
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..七人泊まりいて空気とごはんおいしいと言う石川県穴水町川高あゆみ娘この味に好き嫌い言う人できて我とはちがうきんぴらごぼう京都府木津川市清水恭子料理する父の背中は泣いていたいつもより塩辛い焼きそば石川..
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..初採りの豌えん豆どうごはん兵庫県赤穂市根来玲子屋台閉ぢ残る月へと水を打つ燗の残り火確かめながら福岡県大牟田市鹿子生憲二お節にも飽きてコロッケ揚げており手伝う娘も待つ子もおらず兵庫県川西市原田洋子「..
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..記が巧み。評●他者の日記を読む、というなかなか深刻な行為をさらりと表現しているところに注目した。日記の文面を通しての作者と相手との心の駆け引きが興味深い。入選岡山県真庭市奥山和俊三重県玉城町喜多..
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..るところに注目した。日記の文面を通しての作者と相手との心の駆け引きが興味深い。入選岡山県真庭市奥山和俊三重県玉城町喜多功兵庫県南あわじ市増田和代取り調べる相手の言葉に?があるそう感じつつまずは記..