【報道】地元紙で拡がる社内不信〈3〉
道新 大幅賃下げか
「来春改定」の未確認情報
今月中旬にも全社説明か
「来年の春から、段階的に賃金規則が改定されることになる」――。ブロック紙・北海道新聞の社内にそんな噂が流れ始めたのは、9月中旬のことだったという。現時点で確定的な情報は得られていないものの、近く全社説明の場が設けられるとの報が具体的な日付とともに出回るなど、語られる情報は一定程度の真実味を帯びる。並行して編集畑から事業・営業系への異動人事が増えるとの見方もあり、道内最大のメディアには今、静かな動揺が拡がっているようだ。(小笠原 淳)
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【報道】自衛隊vs自衛官〈3〉
問われる幹部の責任
自衛官パワハラで元上官ら尋問
現職隊員の訴訟、年内に結審へ
「通報というテロ行為を許すわけにはいかない」――。部隊内のハラスメントを告発した現職自衛官がテロリスト扱いされた事件。公益通報を理由に不利益を蒙った隊員と彼を追い込んだ組織との闘いが、札幌の裁判所で佳境を迎えた。本誌前号締め切り直後の9月上旬に行なわれたのは、ハラスメント行為やその隠蔽などに関与したとされる元上官らの証人尋問。賠償命令がほぼ確実な裁判で原告側が求めているのは、加害当事者が身を切る真の意味での賠償だ。 (小笠原 淳)
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【報道】問われる外国人労働者の人権〈2〉
交渉2回 町議は欠席
農業法人が暴行の一部認める
京極・ミャンマー人虐待疑惑
後志・京極町の農場で起きていたとされる外国人労働者虐待問題で、労働組合と農業法人との団体交渉が始まった。法人の事実上の経営者である地元議員は前号採録のコメントで自ら交渉の場に赴くと宣言していたが、言葉に反して今のところその人が団交に出席したとの報告はない。これまでの話し合いでは疑われる暴行の一部が事実と認められたが、公式な謝罪は今なお実現しないまま。前号締め切り後に確認されたおもな動きを、急ぎまとめておく。 (小笠原 淳)
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【報道】道警不祥事から考える〈87〉
2警官 事故不申告
連続開示請求で判明の事実
不祥事記録では「規律違反」
前々号の小欄で報告した、地元警察の本年第2四半期(4―6月)の不祥事。公文書開示請求でわかった事実をもとにさらなる情報公開を求めた結果、当初の開示文書には記されていなかった事実に辿り着いた。法令違反疑いで捜査の対象となっていた事案が8件ある中、報道発表されたのはそのうち2件のみ。“2段階の開示請求”を経ない限り確認できなかった事案の詳細を、急ぎまとめておきたい。
(小笠原 淳)
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【報道】上紋峠の周辺で進む国内最大規模の風力発電計画を追う(第7回)
「風発はハニートラップでは」
自ら考え動き始めた地元住民
オホーツク海側と日本海側との分水嶺に位置する上紋峠の周辺に計画された、再生可能エネルギー(再エネ)業界大手のグリーンパワーインベストメント(GPI。本社・東京)による、陸上型では国内最大規模の風力発電所の開発事業。すでにオホーツク管内滝上町では企業側による説明会が3回開催されたが、ここにきて、説明を聞かされる立場だった地元住民が再エネ事業に明るい佐々木邦夫さん(石狩市在住)を招き、上紋峠周辺での計画の問題点を聴く学習会を開いた。巨大風車が乱立する宗谷
管内での実態を語った、豊富町の若手酪農家・田中真生さんによる講演要旨と併せて紹介する。 (ルポライター・滝川 康治)
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【報道】再開した「道の駅あかいがわ」で新たな問題が浮上
残置物を撤去せず公有財産を
勝手に処分した前指定管理者
8月8日に営業を再開した後志管内赤井川村の「道の駅あかいがわ」で、前指定管理者の「道の駅赤井川振興」が業務用冷蔵庫などの残置物を館内から撤去せず、村が同社に貸し出していたプレハブのコンテナハウスを勝手に処分するという新たな問題が浮上している。残置物の撤去とコンテナの返却を求める村は弁護士費用100万円を専決処分し、村議会は9月16日の定例会でこれを承認、さらに10月5日の臨時会で村が同社を提訴することも可決された。指定管理者をめぐる紛争の余波はまだ収まりそうにない──。 (武智敦子)
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【シリーズ・住宅不動産情報】46─ 北海道地価調査から見える明暗
観光需要が追い風の商業地地価
住宅地は真狩、京極なども上昇
北海道は9月、「2026年度北海道地価調査」を発表した。それによると、全道平均で住宅地価格は1㎡あたり2万5千円となり、前年度より0・3%減、2年連続の下落になった。一方、商業地は1㎡あたり13万5800円となり前年度より0・6%上昇し、上昇基調が続いている。人口減少と少子高齢化、盛り上がる観光需要という二律背反の現象を如実に反映した地価調査の結果になった。(佐久間康介)
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【ニュース】
■廃刊のネムロ紙記者が損賠請求
未払い賃金求め取締役らを提訴
──会社側は解雇無効判決を黙殺、労働委命令も不履行か
■「彼らは家族同様の扱いだった」
恵庭・虐待訴訟で牧場主が反論
──提訴から3年、知的障碍者の“奴隷労働”めぐり弁論続く
■命日の法廷で遺族が改めて陳述
新人看護師自殺訴訟で弁論再開
──病院側の和解拒否で審理継続、遠からず証人尋問へ
■小樽の旧寿原邸で行なわれた「レコ
ードとまち文化」を考える特別講座
──百万枚以上を収蔵する新冠町の「レ・コード館」が協力
■「北の湯けむり案内隊」が銭湯の
魅力を再発見する企画展を開催
──延べ約2400人が足を運んだ「北の“湯”文化展」
■小樽の犬管理所で「ペット慰霊の日」
迫市長や市民が亡き動物たちを供養
──灰塚整備後に発見された遺骨に思いも新たな管理団体
■過剰投資で経営危機の「孝仁会」に
政府系ファンドが再生支援を決定
──見誤った選択と集中、北海道大野病院の吸収合併も裏目に
■ラピダスと美々川の流域に見る
先端半導体工場による影響は?
──さっぽろ自由学校「遊」が千歳や苫小牧でバスツアーを開催
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【介護】日本医療大学が特別セミナーを開催
待ったなしの医療DX
「ミスター介護保険」の山崎史郎氏と
元厚労省事務次官の大島一博氏が講演
つしま医療福祉グループの一員である学校法人日本医療大学(札幌市豊平区・対馬徳昭理事長)主催の特別セミナー「日本の人口減少に伴い何故医療DX人材が必要なのか」が9月19日午前、日本医療大学月寒本キャンパス3階大講堂(札幌市豊平区)で開催された。
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【医療】札幌スパインジョイントホスピタルの渡邊吾一理事長に訊く
脊椎領域の治療をメインに
した「低侵襲手術の拠点」へ
これまで札幌市の大通エリアで脊椎治療に当たってきた「札幌スパインクリニック」をアップグレードした整形外科病院「札幌スパインジョイントホスピタル」がこの夏、中央区の桑園エリアにオープンした。西区の「西さっぽろ病院」の病床を引き継ぎ56 床を備えたほか、先進的な医療機器を積極的に導入。脊椎治療はもとより将来的には関節領域を含めた専門医療機関として低侵襲手術の提供を目指す。運営する医療法人シンスパイン理事長で同院院長の渡邊吾一医師(54)に、脊椎治療を中心にした病院づくりの狙いや今後の抱負を訊いた。 (9月26 日取材 工藤年泰・武智敦子)
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【文化】新千歳空港国際アニメーション映画祭、13年目の今年も開催へ
千歳市空港開港百周年を地域と
共に祝う国内有数の国際映画祭
来る11月20日(金)から24日(火)まで、北海道の観光ハイシーズンに先駆けて開催される新千歳空港国際アニメーション映画祭。空港内のシアターなどを生かした数々のプログラムを大きな特徴とし、国内外から注目される本映画祭は、今年も国際色豊かなラインナップで世界中の最新アニメーション文化に触れられる貴重な機会を提供
してくれる。さらに今年度は、千歳市開港百周年という節目を地域と共に祝う企画がいくつも進行中だ。アカデミズムと地域性の両立を目指す本映画祭の魅力がさらに増した13回目の開催となりそうだ。
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【地域】岩見沢発・地域再生Report/岩見沢市旧美流渡中学校交流館
閉校した中学校を舞台に
響き合う「地域とアート」
今から7年前に廃校となった岩見沢市栗沢町の旧美流渡中学校が今年4月、「岩見沢市旧美流渡中学校交流館」として生まれ変わり、注目を集めている。近年、付近の美流渡地区を拠点に創作活動を続け、昨年1月に亡くなった画家のMAYA MAXX(マヤ マックス)さんの絵画や書などを常設展示しているほか、内外のクリエイターによる多彩な作品を公開。地域のつくり手の作品展示や販売、定期的にワークショップを実施するなど、表現と交流の場としての存在感を高めている。元中学校を舞台に住民とアートが行き来し響き合う、岩見沢発の地域再生への取り組みとは──。 (9月12 日取材 工藤年泰・武智敦子)
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【企業】エア・ウォーター「杜のサーモンプラント・東神楽」
陸上養殖稼働から3年で着実な成果
プラント成約に続き生鮮出荷も開始
エア・ウォーター(本社大阪)による上川郡東神楽町の陸上養殖施設「杜のサーモンプラント・東神楽」が着実に成果を挙げている。プラントを稼働させてから3年、陸上養殖の知見を蓄積するとともに育てたトラウトサーモンを町内のスーパーマーケットに出荷するなど事業はプラント設備の受注にも繋がり、陸上養殖を通じて地域の活性化を図るという目的に近づいてきた。今後は、トラウトサーモンとなる養殖ニジマスの数を増やす高密度飼育や成長を早めるノウハウの確立、ランニングコスト削減に向けた最適なシステム構築などに取り組むほか、道内自治体や漁協など10 件程度のプラント受注を見込んでおり、今後の展開が期待される。海のない東神楽町で生まれた水産物が秘める可能性とは──。
(9月17 日取材 佐久間康介・工藤年泰)
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【連載】〝農と食〟北の大地から
「有機農業推進計画」の改定を前に(上)
農業政策と地域政策をセットで
考えなければ“有機”は普及しない
今から20年前に「有機農業推進法」が成立するまで、有機農産物の生産を手がける人はひと握りだった。同法に基づき都道府県単位で「推進計画」の策定が義務づけられ、21年には農林水産省が「みどりの食料システム戦略」の中で2050年までに国内の耕地面積の4分の1までを「有機」に転換する方針を示す中で、時代は大きく変わった。道内では今、27~31年度の第5期「推進計画」の策定に向けた作業が進行中だが、道の「食の安全・安心委員会」の審議の中で、「目的や方向性が見えない」などの意見が出され、道政の本気度が試されている。そんな「推進計画」をめぐる状況の一端を、「安平町有機農業推進協議会」代表の小路健男さんの提言を交えながら紹介する。 (ルポライター・滝川 康治)
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【社会】いじめの後遺症に苦しんできた40代男性が札幌で講演
何度も挫折を招いたトラウマ
救われたピアサポートの存在
「ひきこもりからの一歩とは何か」をテーマに、いじめの後遺症に苦しんできた本多寿行さんの講演会が9月26日、札幌市の道民活動センター「かでる2・7」であった。NPO法人「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」の主催。現在40代の本多さんは、同級生からのいじめをきっかけに14歳から26歳までひきこもりを経験。その後、5年ほど介護の現場で働いたが、いじめ被害のトラウマと無理な仕事の影響で退職を余儀なくされた。本多さんが語るいじめの後遺症、そしてそこからのリカバ
リーの軌跡とは──。 (武智敦子)
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【連載】ルポ「ひきこもり」134 ― 社会福祉法人「塩谷福祉会」の取り組みから
家族会に寄り添い行政に繋ぎ
目指すひきこもりの世論喚起
小樽市の社会福祉法人「塩谷福祉会」(川原静雄理事長)が運営する地域活動支援センター「やすらぎ」が、ひきこもり支援を始めてから10月で丸3年を迎えた。毎月「家族相談会」を開き、昨年5月には「小樽不登校・ひきこもり家族交流会」が小樽市にひきこもりへの理解を求めた要望書の提出に協力するなど、行政とのパイプづくりに力を入れている。「やすらぎ」の管理者で相談支援専門員の浦部祐夫さん(55)は「ひきこもりは誰もがなる可能性があり特別なことではない。それを周知するため、世論の喚起といったソーシャルアクションで社会を変えていきたい」と話している。 (武智敦子)
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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【129】
平和都市宣⾔を先駆けたまち
「平和ノート」発行の川崎市平和館
川崎大空襲から学ぶ「戦争と平和」
神奈川県の川崎市は先の大戦でアメリカ軍による初めての本土空襲で攻撃目標になるなど、終戦までに何度も空襲を受けた。そして戦後はいち早く「核兵器廃絶平和都市宣⾔」を行なうなど全国の自治体の中でも先頭に立って平和運動を進めてきたまちだ。その運動の中心となる川崎市平和館(同市中原区木月住吉町)は2024 年3月に市民の啓発向けに「かわさき平和ノート」を発行するなど積極的な活動で知られる。戦後81 年となった今年の初夏に同館を訪れ、「戦争と平和」について改めて考えた。
(ジャーナリスト 黒田 伸)
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【フォトレポート・トピックス】
●秋の定番“堀の中”丸一日開放イベント「北海道矯正展」に前年上回る1万人
●札幌市の「水素モデル街区」で土屋ホーム不動産など道内企業がタッグ
●来春に向け北洋銀行が内定式 入行予定者は29人増の162人
●秋の行楽は「有珠山ロープウェイ」を拠点に紅葉の名所「洞爺湖有珠山エリア」へ!
●ススキノピックアップガール「かな&せいな」(まいっちんぐ)
●「羽幌ウィークin札幌」を開催 交流事業の宴会で美移植を堪能
●世界各地の航空関係者が集う国際会議を新千歳空港で開催
●ひきこもり当事者が日常を取り戻した映画の上映会でアフタートーク
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【連載コラムなど】
*巻頭言& 巻頭漫画
*スポーツ筆刀両断
*堀川裕巳の不動産鑑定士から見た北海道の行方
*よいどれブンガク夜話
*つれづれフォトエッセイ
*ただしいうそのつくりかた
*夏井功の夜を駈ける車イス
*人物株価
*シネマ
*ヤメ検弁護士川村明伸の「法律のソコが知りたい」
*北海道妄想紀行
*古本屋女房の“古本的日常”
*(新連載)連載小説 異朝の夢
*新設企業情報
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【今月の表紙】
鈴木翁二画
『唄本の波止場』
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