■解説
〔外観検査〕〔マルチモーダル〕
○汎用外観検査の性能向上に向けた視覚言語モデルの追加学習と推論
/岐阜大学 上野詩翔・林良和・中塚俊介・加藤邦人
本稿では、従来手法の性能向上に向け、次の3つの改良を提案する: ①基盤VLMを局所領域の認識が可能なViP-LLaVAに変更、②追加学習データセットを再構築、③ ICLにおける例示画像を最適化。実験の結果、提案手法は1枚の例示画像とVisual Promptを用いた欠陥位置の説明により、未学習のMVTec ADにおいて全製品の平均F1-scoreで0.950を達成した。
〔外観検査〕〔認識・検出〕
○位置制約異常の検出精度向上に向けたPatchCore改良手法
/富士フイルムビジネスイノベーション㈱ 森達哉
教師なし画像異常検知技術の代表手法であるPatch Coreは精度、メモリ使用量の観点から実用化が期待されているが、配置違いや個数違いのような位置制約異常の検出が困難である。そこで本稿では、PatchCoreに対して、特徴量の位置情報や特徴空間におけるばらつき情報、周辺領域の正常画像特徴量を考慮に入れたPosition-Aware Patch Coreを提案する。 〔スポーツ〕〔画像処理〕
○卓球競技における台上技術タイプ識別手法
/愛知工業大学 澤野弘明・小原健輔・大場輝空・加藤祥真
本稿では、画像処理を用いた卓球の台上技術の自動識別手法を紹介する。YOLOv8で選手やボールを検出し、打球の軌跡や速度から技術を分類する。実験の結果、台上技術を85.1%の精度で識別し、分析の客観化と効率化を実現した。
■特集1:溶接の品質向上を実現する画像技術・カメラシステム①
○自動検査機によるエビデンスのトレサビ管理
/コアテック㈱ 小野貴己
AI検査にはできないルールベースでの検査によって、検査結果を数値で記録し、顧客から要求される完全なトレーサビリティ管理と、品質不問題発生時の「転ばぬ先の杖」を提案する。
○ハイスピードカメラを用いた溶接プロセスの可視化・温度計測技術
/㈱ナックイメージテクノロジー 映像計測営業部
溶接現象の理解や品質向上に役立つナックイメージテクノロジー独自の可視化技術をはじめ、近年注目が高まっている溶接の温度解析ソリューション、さらに用途に応じたハイスピードカメラの選定方法について解説する。
○溶接場モニタリングシステムによる溶接の可視化と計測事例
/㈱ノビテック 森一記・水嶌孝明
ノビテック製品による各種溶接の可視化、可視化映像を用いた画像処理システムによる解析事例、カラー映像による溶接の可視化を紹介する。
○溶接可視化の三大テーマ
/㈱フォトロン 山下成規
溶接分野からの要望として多い3つの事例 (溶接可視化の三大テーマ)である「溶接現象の可視化」「溶接条件の最適化」「溶融部分の温度解析」について、ハイスピードカメラを交えた解決案を紹介する。
■特集2:物流の自動化・省人化に貢献する画像&ロボット技術①
○高精度ロボットによる物流自動仕分け技術
/㈱OPT 潘威
電子商取引の急速な拡大に伴い、物流現場における自動仕分けの需要が高まっている。本稿では、乱雑に堆積した小包を対象とする3次元視覚誘導型ロボット仕分けシステムを提案する。YOLOv8にDCNv2とMLCAを組み込んだセグメンテーション網 YOLO-SEPと点群ペースの把持姿勢計算により、毎時1.550個以上、把持成功率99.8%を達成した。
○物流業界におけるパレタイズ・デパレタイズロボットの活用
/XYZ Robotics㈱ 小池太
冷蔵倉庫におけるパレット積み替え自動化を事例に、AI画像認識とモーションプランニングを活用した物流ロボット技術と導入事例を紹介する。
○3D LiDARの最新技術
/ソニーマーケティング㈱ 吉田諒
自動化に不可欠なLiDARの測距原理と方式を解説し、ソニー製3D LiDARデブスセンサー「AS-DT1」の特長と、ドローン・AGV/AMR 建設現場等でのユースケース例を紹介する。
○マシンビジョンにおけるGMSLの導入
/Basler AG
優れた速度と信頼性を兼ね備え、大容量の画像・映像データの長距離転送を実現するGMSL™ (ギガビットマルチメディアシリアルリンク)。MIPI CSI-2の信号をトンネリングし、伝送距離を大幅に延伸することが可能なこのインターフェースは、多くのSoC (System on Chip) /SoM (System on Module)と自由に組み合わせられるほか、複数のカメラとAI(人工知能)から構成されるエンベッドビジョンシステムの構築にも最適である。
◼︎ 目次配信サービス
画像ラボ最新号の情報がメルマガで届く♪
メールアドレスを入力して登録(解除)ボタンを押してください。
※登録は無料です
※登録・解除は、各雑誌の商品ページからお願いします。/~\Fujisan.co.jpで既に定期購読をなさっているお客様は、マイページからも登録・解除及び宛先メールアドレスの変更手続きが可能です。