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デイリー・マネタリー・アフェアーズ 2026.08.31
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本日のフィナンシャル・モニター
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<国内モニター>
**日経平均は前日比273円58銭高
ウォーシュ議長発言でドル円160円台に。
**政府は新規国債発行額を40兆円程度を目安に
2027年度予算編成。長期金利上昇を警戒。
**財務省「7月末の為替介入は総額15兆3993億円」
4-5月の11兆7349億円を上回り過去最大。効果限定的。
**金融庁がソニー生命に立ち入り検査
プルデンシャルに続く不祥事で処分検討へ。
**ホンダ・日産が新型車に共同開発ソフト搭載へ
中核となる車載OSや車載コンピューターを共通化。
**ソニーとガンホーが資本業務提携
286億円でガンホー株22.9%取得、筆頭株主に。ゲームの共同開発など
で連携。
**カシオがインドで時計販売店7割増へ
2030年を目途に店舗数を130店規模に。南部ベンガルールで現地生産
も拡大。
**ユニクロが国内出店戦略見直し
通常店出店抑制、都市部に集中的に出店。旗艦店を10年内目途に2倍
の約20店まで拡大。店舗は量から質へ。
**HISが米旅行会社買収
アメリカン・リング・トラベルを167万ドルで。北米への欧州客取り
込み強へ。
<海外モニター>
**S&P500は前日比19.23ポイント安
利上げ観測拡大で下落。長期金利は4.73%へ上昇、2年・10年利回り格
差は38BPへ縮小。WTIは83ドル台で横ばい。
**ウォーシュ議長「インフレ続けばやるべき仕事がある」
利上げに含み、具体論には言及せず。
**トランプ大統領「ベネズエラ石油の権益獲得」
協定締結、650億バレル以上と主張。
**上海がオフショア債市場テコ入れへ
補助金や投資規制緩和で自由貿易試験区活性化へ。
**カナダ4-6月期実質GDPは前期比3.3%増、
輸出と内需が堅調、2023年以来の高い伸び。米関税は懸念材料。
**アイスランドはEU加盟交渉再開せず
国民投票で反対多数、主権や漁業の権益を脅かすと反対。
**アンソロピックが一審で米政府に勝訴
連保地裁が国防総省のリスク指定に違法判決。一方でソニー傘下の音
楽出版などが楽曲無断学習で同社やCEOを提訴。
**NASAが「ナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡」打ち上げ
Space Xのファルコンヘビーで打ち上げ、宇宙最大の謎に迫る。
<地政学モニター>
**ロシアがウクライナ弾薬庫攻撃
首都近郊にドローン、37人死亡。
**NATOがロシアのバルト3国攻撃を警戒
限定的攻撃で欧州の集団防衛を試す可能性。CIA長官の訪露で警戒感
浮上。
**米国がエジプト大手銀UAE支店に制裁
「バンク・ミスル」。イラン資金源の遮断狙う。
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現代金融の遠近法 米国利上げ近し
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世界の耳目を集めたジャクソンホールでの講演で、ウォーシュ議長はかな
り意識的に利上げの必要性を認めた。9月利上げに直接言及した訳ではなく、
フォワードガイダンス廃止の基本方針を守りながらも、基調インフレ率が目
標に向かっていると?確信できなければまだやるべきことがある、という言葉
は、金融環境を引き締め的と表現するのは難しいという判断とともに「利上
げシグナル」であったと見做すのが現実的だろう。市場も9月利上げは有り得
るという方向に傾斜してきた。まあ物価動向を見れば歴然だろう。
同議長のコミュニケーション法に関しては様々な評価が与えられているが、
議長自身も市場も新しい土壌に慣れるまでには時間が掛かりそうだ。それで
も低金利しか頭の無いトランプ大統領の圧力を跳ねのけて利上げの必要性を
暗示的にせよ主張した意味は、独立性維持という点で評価すべきだろう。一
方で氷見野副総裁の講演も利上げの必要性を強く打ち出したものではあった
が、9月実施の可能性にまでは踏み込まなかった。いずれの発言も明示性には
欠けるが、微妙な情勢のFRBと周回遅れの日銀では意味がまるで違う。政治と
の距離感は実に深刻な問題だ。それは怪しい財政問題とも無縁ではない。
とはいえ、ECBも含めて9月は「利上げ月」になる可能性が強く、長期金利
や株価の動向が不安定になることも予想される。米国株市場ではNvidia業績
への期待とAI息切れ懸念の綱引きがしばらく続きそうだが、債券市場で長期
金利が一段高となれば、一波乱あっても不思議ではあるまい。またトランプ
政権がイラン二次制裁、中国、そしてカナダと無益な「関税闘争」を再開し
たことも金融市場にとって望ましい姿とは言えない。関税に優位的な意味は
なく、自国経済を傷付ける可能性もあることへの学習効果が全くないのが今
日の米国だ。他国の事ながら、中間選挙でかの国の良心が復活することを祈
るばかりである。
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【MAFS Daily Magazine】
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