第65回 家電批評 編集長 沢井竜太さん

- <ホンモノがわかる家電情報誌>です。モノを見ながら価格や性能を比較してみてください。あなたの欲しいものの現在の価値がよ〜く分かりますよ。
―晋遊舎さんはいろんな種類の雑誌を出しておられますが、いつごろ創業された出版社なのですか。
創業は平成7年です。出版社に勤務していた現社長が独立して立ち上げた、まだ若い出版社です。私も2年前に入社したばかりですので、創業当時の詳しい事情は知りませんが、最初はPC系の雑誌中心だったのがだんだん拡張していって、出版社としても相当の点数が出せるほどの規模になってきたというところです。
―「家電批評」もそんななかから生まれてきたんですね。

「モノクロ」のほうがワンサイズ大きい版型だ
ええ。いまの「MONOQLO」編集長の西尾がそもそも立ち上げた「家電批評 monoqlo」という雑誌が大もとになります。その後、2つの雑誌に分かれ、「家電批評」が家電の、そして「MONOQLO」が生活全般ものの批評を行う雑誌になりました。
私は2年前に入社してこの雑誌に携わったのですが、当初は隔月でした。それが月刊になって、私は昨年の10月に副編集長になり、ことしの4月から編集長をしています。
―入社される前も同じような編集者をされていたのですか。
立風書房、学研、KKベストセラーズ、ぶんか社と、いろんな出版社を経験してきました。ここはやはり若いだけあって、勢いがありますね。
―儲かってるんですね。
儲かってるというほどではありませんが、黒字は出してます。やはり社員が若い分、人件費等の固定費が低く抑えられますし、なにより機動力があります。私は36歳ですが、社内では高年齢(笑)。
企画も通しやすいですし、社長自身がチャレンジ精神の固まりですから、どんどん新しいことにトライして形にしていきます。ですから新創刊もやりやすく、それで点数も増えていってるのだと思います。
―「ホンモノがわかる家電情報誌」と表紙にありますが、「ホンモノ」とはどういうものを指すのでしょう。

批評する商品は購入するものも多い
簡単に言うと「良いもの」ということになるんだと思います。「家電批評」には広告をほとんど入れてません。その分本音で記事が書けるわけです。とにかくフェアな情報を読者に届けることを使命としています。それが「ホンモノがわかる」ことにつながるのだと思います。
―「カカクコム」的ですよね。
確かに似ている部分はあります。ただ大きな違いはクオリティです。ネットっていろんな意見が出てきますよね。だから情報の質も玉石混交です。その中から正しい情報を見極めるのは、よほどリテラシーが高くないと難しい。
一方でわれわれは、テストや識者への取材を通じて「家電批評ではこの情報に責任を持ちます」ということで読者に情報のクオリティを担保するわけです。
―情報の目利き的立場ですね。
ええ、膨大な情報はそれを絞り込むだけでも大変ですからね。・・・(次頁へ続く)
- 1.MONOQLO(モノクロ)(晋遊舎)
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- 弊社の雑誌で手前味噌ですが、いろんなテーマのものを徹底的に評し、テストする姿勢がすごいです。
- 2.GetNavi(ゲットナビ)(学研マーケティング)
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- モノ情報誌としては今一番勢いがありますね。コラムも充実しているし、雑誌として隙がないです。
- 3.Begin(ビギン)(世界文化社)
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- ファッションのモノ雑誌としてはトップです。見せ方、こだわり、見出しの付け方など勉強になります。
- 4.週刊文春(文藝春秋)
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- 世の中の動きや空気を知る上で、長く愛読しています。コラムもいい。
- 5.DropKick(ドロップキック)(晋遊舎)
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- こちらも弊社の雑誌で恐縮です。格闘技本なのですが、狭いジャンルのものを広い層に向けて発信するやり方が好きです。









