目次
特集:『有効性・安全性・経済性を考慮した 「漢方薬」提案のヒント 』
≪特集の目次≫
■特集にあたって(赤瀬 朋秀)
■現代医療における漢方薬応用の現状―臨床医の立場から―(小菅 孝明ほか)
■現代医療における漢方薬の可能性―薬学からの提言―(田代 眞一)
■漢方薬を導入する3つの薬学的視点―有効性・安全性・経済性―(赤瀬 朋秀)
■現代医療のなかで漢方薬を使いこなす思考プロセス(井齋 偉矢)
■現代医療における漢方薬のEBMと漢方活用術(秋葉 哲生)
■漢方薬の薬理作用に関するエビデンス―漢方薬の医薬品情報―(礒濱 洋一郎)
■こんな時には漢方薬 方剤単位で学ぶ「漢方薬」提案のヒント
・五苓散(木元 博史)
・芍薬甘草湯(安井 廣迪)
・六君子湯(武田 宏司ほか)
・大建中湯(安斎 圭一)
・麻黄湯・葛根湯(中島 俊彦)
・牛車腎気丸(永田 豊ほか)
・当帰芍薬散・加味逍遥散・桂枝茯苓丸(大澤 稔)
≪TOPICS≫
・リウマチ患者におけるステロイドの使用は感染症のリスクを持続させる!
・インフルエンザワクチンの有効性(EfficacyとEffectiveness)
・院内製剤を安全に調製・使用するための指針を活用しよう!
・心不全に対するβ遮断薬療法は個別化できるか?
≪SERIES≫
■もし薬剤師が薬ドラッグの化学構造式をもう一度勉強したら 第12回
構造式から薬を読む 〈置換基編:排泄経路〉
(浅井 考介 ほか)
■徹底理解! 添付文書にある情報・ない情報
(堀 里子/三木 晶子/澤田 康文)
■医療過誤事件から学ぶ薬剤師の失敗学 第10回
薬剤師による処方設計への関与の必要性
(秋本 義雄)
■認定薬剤師研修の広場
調剤実務に関する法制度
(菅野 敦之)
■PCソフトウェアを用いた実践的TDM症例解析 第24回
抗不整脈薬 ピルシカイニドの投与設計〜OptjpWin Spreadsheet Ver. 6.1D〜
(小杉 隆祥 ほか)
■Pharm.D.を取り巻く 医療環境レポート
・薬剤師を中心とした多職種の専門家による血糖コントロールチームの実施
・十分な医療サービスが受けられない患者のための包括的薬学的ケアの実施
(木村 利美 ほか)
■「治療」「薬局」合同座談会
医師&薬剤師で医薬品適正使用を考える
薬物療法の実践!
認知症患者の薬物療法の難しさ
(川畑 信也/東 理/亀井 浩行/榊原 幹夫)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
≪特集にあたって≫
医療用漢方エキス製剤が初めて薬価収載されたのは1967年のことである.その後,1976年に41処方54品目が追加収載され,日本漢方生薬製剤協会によると,2000年4月の時点では148処方にまで増加している.市場規模は,2009年における生産金額ベースで1,200億円を超過し,全医薬品の1.9%を占めるに至っている.この背景には,漢方薬の適用範囲の拡大や,臨床現場におけるニーズにより処方が増加したことなどが要因として考えられよう.
翻って,2012年度診療報酬改定において,病棟薬剤業務実施加算が新設された.チーム医療を推進するに当たって,医薬品の専門家である薬剤師が主体的に薬物療法に参加することがきわめて有益であり,このことが広く認識されたことが加算という形に結実したといっても過言ではないだろう.病棟薬剤業務実施加算は,薬物療法実践の場において薬剤師の介入が必須であることも意味しており,まさに6年制の薬学教育を受けた薬剤師に相応しい舞台が用意されたのである.
今後,薬剤師は,医薬品情報を駆使することにより,医薬品の有効性を確保し,副作用を未然に回避し,なおかつ無駄を排除することに注力しなければならない.すなわち,有効性・安全性・経済性に優れた薬物療法を提案し,実践し,それを評価することによって患者および病院双方にとって満足度の高い薬物療法の展開が期待されるのである.この3つの視点に漢方薬を大いに活用していただきたいと願う.
これまで,漢方薬を取り上げた雑誌の特集号は数多く存在するが,今回は漢方薬のEBMに精通し,また臨床応用している第一線の臨床家を中心に各論の執筆を依頼した.臨床現場で活躍する薬剤師が,自信をもって勧めることのできる汎用漢方薬を中心に解説されている.漢方薬は,薬剤師が医師に対して処方設計をサポートする際に提案することができる有力な武器でもある.本企画により,漢方薬の適正使用が臨床現場で進むであろうことを大いに期待している.
赤瀬 朋秀
日本経済大学大学院 経営学研究科 教授
日本経済大学大学院 ファーマシーマネジメント研究所 所長
≪特集の目次≫
■特集にあたって(赤瀬 朋秀)
■現代医療における漢方薬応用の現状―臨床医の立場から―(小菅 孝明ほか)
■現代医療における漢方薬の可能性―薬学からの提言―(田代 眞一)
■漢方薬を導入する3つの薬学的視点―有効性・安全性・経済性―(赤瀬 朋秀)
■現代医療のなかで漢方薬を使いこなす思考プロセス(井齋 偉矢)
■現代医療における漢方薬のEBMと漢方活用術(秋葉 哲生)
■漢方薬の薬理作用に関するエビデンス―漢方薬の医薬品情報―(礒濱 洋一郎)
■こんな時には漢方薬 方剤単位で学ぶ「漢方薬」提案のヒント
・五苓散(木元 博史)
・芍薬甘草湯(安井 廣迪)
・六君子湯(武田 宏司ほか)
・大建中湯(安斎 圭一)
・麻黄湯・葛根湯(中島 俊彦)
・牛車腎気丸(永田 豊ほか)
・当帰芍薬散・加味逍遥散・桂枝茯苓丸(大澤 稔)
≪TOPICS≫
・リウマチ患者におけるステロイドの使用は感染症のリスクを持続させる!
・インフルエンザワクチンの有効性(EfficacyとEffectiveness)
・院内製剤を安全に調製・使用するための指針を活用しよう!
・心不全に対するβ遮断薬療法は個別化できるか?
≪SERIES≫
■もし薬剤師が薬ドラッグの化学構造式をもう一度勉強したら 第12回
構造式から薬を読む 〈置換基編:排泄経路〉
(浅井 考介 ほか)
■徹底理解! 添付文書にある情報・ない情報
(堀 里子/三木 晶子/澤田 康文)
■医療過誤事件から学ぶ薬剤師の失敗学 第10回
薬剤師による処方設計への関与の必要性
(秋本 義雄)
■認定薬剤師研修の広場
調剤実務に関する法制度
(菅野 敦之)
■PCソフトウェアを用いた実践的TDM症例解析 第24回
抗不整脈薬 ピルシカイニドの投与設計〜OptjpWin Spreadsheet Ver. 6.1D〜
(小杉 隆祥 ほか)
■Pharm.D.を取り巻く 医療環境レポート
・薬剤師を中心とした多職種の専門家による血糖コントロールチームの実施
・十分な医療サービスが受けられない患者のための包括的薬学的ケアの実施
(木村 利美 ほか)
■「治療」「薬局」合同座談会
医師&薬剤師で医薬品適正使用を考える
薬物療法の実践!
認知症患者の薬物療法の難しさ
(川畑 信也/東 理/亀井 浩行/榊原 幹夫)
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≪特集にあたって≫
医療用漢方エキス製剤が初めて薬価収載されたのは1967年のことである.その後,1976年に41処方54品目が追加収載され,日本漢方生薬製剤協会によると,2000年4月の時点では148処方にまで増加している.市場規模は,2009年における生産金額ベースで1,200億円を超過し,全医薬品の1.9%を占めるに至っている.この背景には,漢方薬の適用範囲の拡大や,臨床現場におけるニーズにより処方が増加したことなどが要因として考えられよう.
翻って,2012年度診療報酬改定において,病棟薬剤業務実施加算が新設された.チーム医療を推進するに当たって,医薬品の専門家である薬剤師が主体的に薬物療法に参加することがきわめて有益であり,このことが広く認識されたことが加算という形に結実したといっても過言ではないだろう.病棟薬剤業務実施加算は,薬物療法実践の場において薬剤師の介入が必須であることも意味しており,まさに6年制の薬学教育を受けた薬剤師に相応しい舞台が用意されたのである.
今後,薬剤師は,医薬品情報を駆使することにより,医薬品の有効性を確保し,副作用を未然に回避し,なおかつ無駄を排除することに注力しなければならない.すなわち,有効性・安全性・経済性に優れた薬物療法を提案し,実践し,それを評価することによって患者および病院双方にとって満足度の高い薬物療法の展開が期待されるのである.この3つの視点に漢方薬を大いに活用していただきたいと願う.
これまで,漢方薬を取り上げた雑誌の特集号は数多く存在するが,今回は漢方薬のEBMに精通し,また臨床応用している第一線の臨床家を中心に各論の執筆を依頼した.臨床現場で活躍する薬剤師が,自信をもって勧めることのできる汎用漢方薬を中心に解説されている.漢方薬は,薬剤師が医師に対して処方設計をサポートする際に提案することができる有力な武器でもある.本企画により,漢方薬の適正使用が臨床現場で進むであろうことを大いに期待している.
赤瀬 朋秀
日本経済大学大学院 経営学研究科 教授
日本経済大学大学院 ファーマシーマネジメント研究所 所長
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