目次
特集:『向精神薬と妊娠・授乳 ―客観的データに基づく有益性投与の考え方―』
≪特集の目次≫
■特集にあたって(伊藤 真也)
■挙児希望者・妊婦に対する向精神薬の適正使用とは―臨床における現状と課題―(鈴木 利人)
■妊婦における向精神薬の薬物動態と投与設計(越前 宏俊)
■向精神薬服用による出生後の疾患と発達の予後(伊藤 直樹)
■向精神薬の胎児毒性と情報提供上の留意点(渡邉 央美)
■妊婦・授乳婦への向精神薬の有益性・危険性を判断するデータとその読み方
・SSRI・SNRI・NaSSA(渡邉 央美)
・三環系・四環系抗うつ薬(渡邉 央美)
・炭酸リチウム(中島 研)
・抗不安薬(八鍬 奈穂)
・睡眠薬(八鍬 奈穂)
・定型抗精神病薬(石井 真理子)
・非定型抗精神病薬(石井 真理子)
・抗てんかん薬(中島 研)
■挙児希望者の精神症状に対する薬物療法の必要性
・うつ病(岡野 禎治)
・双極性障害(古郡 規雄)
・統合失調症(松島 英介)
・神経症性障害(パニック障害,強迫性障害,不眠など)(内田 貴光 ほか)
・てんかん(岩城 弘隆 ほか)
■Exercise
≪TOPICS≫
・入院時の血糖値で急性心不全の短期予後が予測できる!?
・PCI後はクロピドグレル単独?or アスピリンと併用?
・リネゾリド耐性ブドウ球菌
・注意欠陥多動性障害に対する薬物療法:早期介入による治療が重要!
≪シリーズ≫
■徹底理解! 添付文書にある情報・ない情報
(堀 里子/三木 晶子/澤田 康文)
■医療過誤事件から学ぶ薬剤師の失敗学 第14回
薬剤師業務と医行為-2
介護行為と薬剤師
(秋本 義雄)
■Pharm.D.を取り巻く 医療環境レポート
・がん患者におけるAntimicrobial Stewardship(抗菌薬適正使用管理)
・教育哲学を表現すること:エビデンスに基づいたアプローチ
(木村 利美 ほか)
■目指せ感染症マスター! 抗菌薬処方支援の超実践アプローチ
発熱に伴い体の動きが悪くなったパーキンソン病患者
(山田 和範/岸田 直樹)
■認定薬剤師研修の広場
調剤実務に関する法制度(3)
(菅野 敦之)
■PCソフトウェアを用いた実践的TDM症例解析 最終回
薬物動態解析ソフトウェアの現状と未来
(渋谷 正則 ほか)
■FDA新薬情報 最近の新薬承認から
ジャクスタピッド / オキシトロール(スイッチOTC薬)/ Ravicti
(石居 昭夫)
≪座談会≫
■喘息管理における吸入療法の新たなステージ 第3回
・アドヒアランス向上を目指した吸入指導と医師・薬剤師の連携
(井端 英憲/新実 彰男/坂野 昌志)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
≪特集にあたって≫
妊娠・授乳中の薬剤使用は処方・調剤する医師・薬剤師の側にも,服薬をする患者にも大きな不安をもたらす. 問題となりそうな薬剤を服用する妊婦・授乳婦の数も,一部の専門病院などを除いて,施設単位では比較的少なく,リスク評価をする側も不慣れということもあるだろう.臨床に役立つ安全性情報が少ない場合はこれがさらに助長される.
本特集で話題とした向精神薬というグループはいろいろな意味でこれらの問題が凝縮されている.本特集では,幸いなことに,日常的にこれらの薬の妊娠・授乳中使用の安全性情報を臨床の場に生かしておられる先生方に執筆をお願いすることができた.文献上の知識を超えた,しかも実地臨床に役立つ情報を得ることができると信じている.とにかく企画で心がけたのは,薬を使う理由のところで,胎児・乳児の薬剤安全性,母親の病気を治療することの重要性,また無治療の母体疾患の影響など,つい忘れてしまうところをまず議論してもらった.また,妊娠中や出産直後は母親の薬物動態が大きく変わるときでもあり,そのことも重要なポイントと思う.長期的な影響のデータ,不安な患者へどう対応するのか,またどういうサポートが重要なのかなど,これらは患者にしてみれば,医学・薬学の純粋な知識もさることながら,臨床家にぜひ知っておいてもらいたいことではないだろうか.主な向精神薬の安全性データも述べられているが,各先生にはこれらを臨床の場で,実際の患者に説明することを想定して,読者が使える情報として書いていただくようにお願いした.課題の多い分野ではあるが,どうするのが母親と赤ちゃんにもっともよいかが少しずつわかってきている.
最後に,本企画にご尽力をいただいた順天堂大学医学部附属順天堂越谷病院メンタルクリニック 鈴木 利人 教授ならびに国立成育医療研究センター母性医療診療部 村島 温子 部長に心から感謝申し上げる.
伊藤 真也
トロント小児病院・トロント大学 医学部小児科 教授
≪特集の目次≫
■特集にあたって(伊藤 真也)
■挙児希望者・妊婦に対する向精神薬の適正使用とは―臨床における現状と課題―(鈴木 利人)
■妊婦における向精神薬の薬物動態と投与設計(越前 宏俊)
■向精神薬服用による出生後の疾患と発達の予後(伊藤 直樹)
■向精神薬の胎児毒性と情報提供上の留意点(渡邉 央美)
■妊婦・授乳婦への向精神薬の有益性・危険性を判断するデータとその読み方
・SSRI・SNRI・NaSSA(渡邉 央美)
・三環系・四環系抗うつ薬(渡邉 央美)
・炭酸リチウム(中島 研)
・抗不安薬(八鍬 奈穂)
・睡眠薬(八鍬 奈穂)
・定型抗精神病薬(石井 真理子)
・非定型抗精神病薬(石井 真理子)
・抗てんかん薬(中島 研)
■挙児希望者の精神症状に対する薬物療法の必要性
・うつ病(岡野 禎治)
・双極性障害(古郡 規雄)
・統合失調症(松島 英介)
・神経症性障害(パニック障害,強迫性障害,不眠など)(内田 貴光 ほか)
・てんかん(岩城 弘隆 ほか)
■Exercise
≪TOPICS≫
・入院時の血糖値で急性心不全の短期予後が予測できる!?
・PCI後はクロピドグレル単独?or アスピリンと併用?
・リネゾリド耐性ブドウ球菌
・注意欠陥多動性障害に対する薬物療法:早期介入による治療が重要!
≪シリーズ≫
■徹底理解! 添付文書にある情報・ない情報
(堀 里子/三木 晶子/澤田 康文)
■医療過誤事件から学ぶ薬剤師の失敗学 第14回
薬剤師業務と医行為-2
介護行為と薬剤師
(秋本 義雄)
■Pharm.D.を取り巻く 医療環境レポート
・がん患者におけるAntimicrobial Stewardship(抗菌薬適正使用管理)
・教育哲学を表現すること:エビデンスに基づいたアプローチ
(木村 利美 ほか)
■目指せ感染症マスター! 抗菌薬処方支援の超実践アプローチ
発熱に伴い体の動きが悪くなったパーキンソン病患者
(山田 和範/岸田 直樹)
■認定薬剤師研修の広場
調剤実務に関する法制度(3)
(菅野 敦之)
■PCソフトウェアを用いた実践的TDM症例解析 最終回
薬物動態解析ソフトウェアの現状と未来
(渋谷 正則 ほか)
■FDA新薬情報 最近の新薬承認から
ジャクスタピッド / オキシトロール(スイッチOTC薬)/ Ravicti
(石居 昭夫)
≪座談会≫
■喘息管理における吸入療法の新たなステージ 第3回
・アドヒアランス向上を目指した吸入指導と医師・薬剤師の連携
(井端 英憲/新実 彰男/坂野 昌志)
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≪特集にあたって≫
妊娠・授乳中の薬剤使用は処方・調剤する医師・薬剤師の側にも,服薬をする患者にも大きな不安をもたらす. 問題となりそうな薬剤を服用する妊婦・授乳婦の数も,一部の専門病院などを除いて,施設単位では比較的少なく,リスク評価をする側も不慣れということもあるだろう.臨床に役立つ安全性情報が少ない場合はこれがさらに助長される.
本特集で話題とした向精神薬というグループはいろいろな意味でこれらの問題が凝縮されている.本特集では,幸いなことに,日常的にこれらの薬の妊娠・授乳中使用の安全性情報を臨床の場に生かしておられる先生方に執筆をお願いすることができた.文献上の知識を超えた,しかも実地臨床に役立つ情報を得ることができると信じている.とにかく企画で心がけたのは,薬を使う理由のところで,胎児・乳児の薬剤安全性,母親の病気を治療することの重要性,また無治療の母体疾患の影響など,つい忘れてしまうところをまず議論してもらった.また,妊娠中や出産直後は母親の薬物動態が大きく変わるときでもあり,そのことも重要なポイントと思う.長期的な影響のデータ,不安な患者へどう対応するのか,またどういうサポートが重要なのかなど,これらは患者にしてみれば,医学・薬学の純粋な知識もさることながら,臨床家にぜひ知っておいてもらいたいことではないだろうか.主な向精神薬の安全性データも述べられているが,各先生にはこれらを臨床の場で,実際の患者に説明することを想定して,読者が使える情報として書いていただくようにお願いした.課題の多い分野ではあるが,どうするのが母親と赤ちゃんにもっともよいかが少しずつわかってきている.
最後に,本企画にご尽力をいただいた順天堂大学医学部附属順天堂越谷病院メンタルクリニック 鈴木 利人 教授ならびに国立成育医療研究センター母性医療診療部 村島 温子 部長に心から感謝申し上げる.
伊藤 真也
トロント小児病院・トロント大学 医学部小児科 教授
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