本号は「イラン・米国/イスラエル戦争と安全保障」と題する特集を組み、「イラン戦争」で表面化したイランのペルシア湾/ホルムズ海峡に対する管理・支配権の思想、「イラン戦争」がGCC諸国やトルコの外交・安全保障政策、ヨルダンの食料安全保障問題、及びエジプトの経済安全保障問題にもたらした影響、ホルムズ海峡封鎖を契機とした北アフリカ地域におけるエネルギー開発をめぐる課題、イラクのシーア派民兵諸派の広報活動にみられる独自の文化について分析した論文を所収しました。
目次
イランとペルシア湾/ホルムズ海峡 ―― 管理・支配権の思想とその歴史的背景(斎藤正道)
2026 年2 月以降の「イラン戦争」がGCC 諸国にもたらしたもの(高尾賢一郎)
イラン戦争とトルコの安全保障――積極的中立と戦略的自律(金子真夕)
食料からみるヨルダンの安全保障――危機に備える国家(臼杵悠)
イラン・米国/イスラエル戦争とエジプトの経済安全保障――エネルギーと海外資金をめぐる脆弱性(平寛多朗)
北アフリカは「新たな湾岸」になるか?――ホルムズ海峡封鎖がもたらした危機と機会(小林周)
広報活動に見るイラク民兵諸派の独自の文化(髙岡豊)
徳永佳晃著『イラン議会制の理念と現実──1920 年代の議会政治とレザー・シャー支配体制』(近藤百世)
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