●特集『水環境への提言-漁業生産を維持するために-』
国民が必要とする安心・安全な食糧を確保し,わが国固有の魚食文化を継承するためには,漁業用水は適宜その定義を見直すことが求められる。生物生産や物質循環の観点に立った,森から海までの水の収支を明らかにするとともに,水産側から水行政に関わる各分野への具体的な要望を整理して,「漁業用水の確保に関する声明」としてとりまとめた。(「はじめに」より抜粋・改変)
海の生産力を維持するためには,森・川・海をつなぐ水の問題が重要であるという〈漁業用水〉の概念から考えた,本誌193号「特集:内湾の機能回復のための海と陸からのアプローチ」,そして199号「特集:漁業生産を維持するための水環境」につづく第3回目(最終回)の特集です。
【特集目次】
・はじめに(原 武史)
・水利用における新しい概念『漁業用水』の提案(眞鍋武彦)
・瀬戸内海の生物生産と環境管理(松田 治)
・瀬戸内海東部海域の栄養塩環境の現状および改善に向けた取り組みと課題(反田 實・原田和弘)
・瀬戸内海の魚介類漁業の現状と課題(浜口昌巳)
・物質循環からみた漁業・養殖業の在り方(畑 恭子・阿部真己)
●連載
・海藻標本採集者列伝(北山太樹)
【2】遠藤 吉三郎(1874-1921)
・日本産十脚甲殻類の幼生(小西光一)
【4】根鰓亜目(1)クルマエビ上科(1)/コラム:ゾエアの歯みがき
・日本産等脚目甲殻類の分類(布村 昇・下村通誉)
【20】ウミクワガタ科(3)
・日本産南方系ホンダワラ属(島袋寛盛)
【3】コバモクとヒメハモク
・有害有毒赤潮の生物学(今井一郎)
【26】淡水産ラフィド藻Gonyostomum semen のブルーム
●コラム
海でひろった万華鏡:陸(おか)に上がったベントス屋(飯島明子)
魚影逍遥-魚に発信機をつけて:サケの河のぼり(三田村啓理)
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