●特集『貝類漁場からみた有明海の環境』
かつて豊饒の海とよばれた有明海では,近年になり魚類や貝類の漁獲量が激減しています。その原因は環境の悪化や過剰漁獲など複合的な要因が複雑に絡み合っているためだと考えられています。
本特集号では,水産生物として重要なタイラギやアサリやサルボウなど,主に貝類を中心として,これまでの資源量の推移や現状を紹介し,漁場・漁業再生のために取り組まれている対策事業を解説してもらいます。
【特集目次】
・漁場環境としてみた有明海の現状(松山幸彦)
・有明海の漁業生産の動向(中根 徹)
・有明海の底質環境と底生生物の分布特性-貝類漁場の改善に向けて(滝川 清・園田吉弘・増田龍哉)
・タイラギ漁場底質改善の試み(吉田 司)
・サルボウガイ漁場における問題点と漁場改善技術開発の試み(藤田孝康・木村和也・鐘ヶ江潤也・深谷惇志)
・有明海の干潟域におけるアサリの漁場再生に向けて(三輪竜一・中川元也)
・有明海の環境を良くするために水産業ができること(大嶋雄治)
●連載
・海藻標本採集者列伝(北山太樹)
【5】松村任三(1856-1928)
・小さな離島の暮らしと漁業(乾 政秀)
【3】大分県・保戸島
・日本産十脚甲殻類の幼生(小西光一)
【7】根鰓亜目(4)発育段階と科の検索/コラム:平安のワレカラ
・日本産等脚目甲殻類の分類(下村通誉・布村 昇)
【23】ミズムシ亜目 科の概説(1)
・日本産南方系ホンダワラ属(島袋寛盛)
【6】ヒラミモクになったSargassum oligocystum
・有害有毒赤潮の生物学(今井一郎)
【29】有害赤潮ラフィド藻 ヘテロシグマ-2
●全国水産試験場長会 会長賞
・「魚のゆりかご水田」に関する研究(上野世司)
●コラム
・魚影逍遥 - 魚に発信機をつけて (三田村啓理)
・海でひろった万華鏡 (飯島明子)
●なまものけん通信
・黒潮いるか通信 - 御蔵島からの便り/ELNA(エバーラスティング・ネイチャー)ほか
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