目次
フジテレビ系 土ドラ 土曜23時10分~放送
旺季志ずか『カラマーゾフの兄弟』1・2・3話
19世紀ロシア文学を代表する文豪・ドストエフスキーの名作をドラマ化。
作品の世界を現代の日本に移して描いた話題作。
物語は、地方都市で父親殺しの容疑をかけられた3人の異母兄弟を、三部構成で描く。第一部では事件に至るまでの3兄弟それぞれの足跡をたどり、感情の揺れ動きを丁寧に浮き彫りにする。そして第二部では事件当日、第三部では取り調べから判決までの真相解明を描く。
今回は、ドラマ冒頭の1話から3話を、ボリュームたっぷりに掲載。
出演:市原隼人 斎藤工 林遣都 高梨臨 安藤サクラ 小野寺昭 芳賀優里亜 滝藤賢一 吉田鋼太郎
◆シナリオ
MBS制作 春のドラマ特別企画 TBSテレビ系 3月31日(日曜日)21時~放送
井沢満『母。わが子へ』
郷里で秀才ともてはやされたのは遠い昔。門間崇史は、四十を越え、住宅関連企業での出世もかなわない。子育てに協力しない夫に愛想をつかした妻・燎子は、息子とともに実家に帰ってしまった。一方、崇史の母・千勢は、東日本大震災で宮城の家を失い、抗がん剤の副作用に苦しみながら、関東に住む崇史の家の近くで入院している。末期がんを確信した千勢の気がかりは、音信不通の次男・拓海のことだ。拓海は現在、秋葉原でアイドルイベントを主催し、苦しい生活をしのいでいる。出来の悪い弟の尻ぬぐいをしてきた崇史は、母の愛情を一身に受けてきた拓海に複雑な感情を抱いていた……。東北で生まれ育ち、性格も暮らしぶりも違う兄弟が、母の病気をきっかけに再会する。余命わずかな母の願いで、家族はキャンピングカーを借り、松島を目指す。松島は、父親を早くなくした彼らが、唯一家族旅行をした思い出の場所であった。
北上する道中、一向は雛という、お腹に子を宿した若い女性を拾う。雛は幼い頃、母から虐待を受け、今も父親となるべき男に逃げられるなど、幸せな家庭とはほど遠い女だった。様々な人との出会いと広がる被災地の光景。母と兄弟、そして雛。それぞれの想いを胸に旅を続けるが……。
出演:仲村トオル 八千草薫 玉山鉄二 紺野まひる 朝倉あき
◆シナリオ
NHK総合テレビ 3月21日(木曜日)20時~放送
第36回創作テレビドラマ大賞受賞作
本河純子『最終特快』
仕事に疲れ果てて東京駅発の最終特快に乗った南和彦は、つい寝過ごしてしまい、見知らぬ田舎の駅で目覚めた。どこか泊まれる場所を探しに、駅前にいたタクシーに乗るが、運転手・斉藤を怒らせ、車から降ろされてしまう。一夜を明かそうと向かったファミリーレストランの駐車場では不良少年にからまれ、妻との思い出の品である腕時計を奪われてしまう。駐車場に倒れ込む南。そこに軽自動車が入ってきて危うく轢かれそうになる。運転していたのは木村春菜。彼女は夫婦ゲンカの末、家を飛び出したという。南はどこかのビジネスホテルまで送ってもらうことを頼むが、車中では春菜の夫への愚痴ばかり聞かされる。夫の肩を持つ南は春菜と大ゲンカになるが、彼女の涙に「コミュニケーション不全の妻の寂しさ」を見出し、自分自身の妻への想いが募る。妻との思い出の腕時計を取り戻さねばいけない。不良少年を見つけ出し立ち向かうが相手にならない。そこを助けてくれたのがタクシー運転手の斉藤だった。車内に南の忘れ物があり、渡そうと探していたという。忘れ物とは離婚調停の通知だった。不本意な転職、認めたくない自分の弱さなど、現実から逃げてばかりいて、妻と向き合わずに傷つけてばかりいた、と悟った
南は、離婚調停に向き合う決意をする。
本作が創作テレビドラマ大賞を受賞した脚本は、本誌2011年12月号に掲載しているが、今回はドラマ化に向け改稿を重ねた決定稿を掲載する。
出演:三浦貴大 佐津川愛美 中村ゆり 戸次重幸 遠藤憲一
◆誌上講座
藤川桂介/『時代が見える プロファイル脚本術』(13)
『宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道999』など数多くのアニメ・特撮の脚本を手がけ、また1000万部を超える大ベストセラー小説『宇宙皇子(うつのみこ)』や『篁・変成秘抄(たかむら・へんじょうひしょう)』の作家としても知られる藤川氏が、半世紀を超える作家人生で実感として感じていた思い、経験を基に、作家として心がけておかねばならないことや、アイデアを産み出し、形にするための“とっておきの方法”を披露。
今回は、プロファイル24「最後の補講」(上)。
◆連載
セリフとト書き(84)
高谷信之/世界と自分との真ん中に
劇団「ギルド」を主宰し、ラジオドラマ脚本などでも活躍する氏が、最近コンクールの応募作品の審査を行った際に気になった点を挙げ、シナリオにおけるセリフとト書き、そして書き手の思いの重要性を説く。
放作協通信(5)
一般社団法人日本放送作家協会の最新情報を伝える広報ページ。今回は、去る2月14日に開催された「脚本アーカイブズ・シンポジウム」の模様をレポート。
さらだたまこ/カフェ・ラ・テの庭で(48)
AM1422kHz ラジオ日本・木曜深夜27時~28時、好評放送中のトークラジオとのコラボ企画。
今回は、脚本家・放送作家の正岡謙一郎氏、脚本家の松木ひろし氏のトークを誌上再録。
ドラマが生まれた地を訪ねて ここに脚本があった(4)
渋谷区宇田川町・渋谷ビデオスタジオ跡
◆ライター掲示板
樫田正剛 小松與志子 横幕智裕
◆トピックスコーナー
脚本アーカイブス シンポジウム開かれる/故 水木洋子脚本作品の上映会/橋本忍氏ほか3氏が受賞
◆オーディオドラマコーナー
◆シナリオ公募情報
(中間審査結果)
第13回 テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞 一次審査通過作品発表
(最終審査結果)
第6回 富士山・河口湖映画祭 シナリオ・コンクール 受賞作決定
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商品情報・内容
- 出版社:映人社
- 発行間隔:月刊
- 発売日:毎月18日
- サイズ:A5
■ 脚本家や映像クリエーターをめざす人たちは必読。脚本公募情報が充実
1979年7月の創刊以来、脚本家志望者のための創作講座や作家インタビュー、テレビ ドラマの話題作や芸術祭などの受賞作の脚本を掲載しています。またテレビ各局主催の脚 本コンクールの公式発表誌となっています。フジテレビヤングシナリオ大賞、テレビ朝日 21世紀新人シナリオ大賞、日本テレビシナリオ登龍門(05年で終了)、創作テレビドラマ 大賞(放送作家協会・NHK)、BS-i新人脚本賞など。これらのコンクールの受賞者 の殆どが本誌の読者です。21世紀に入り、インターネットの普及と地上波デジタルによる 多チャンネル化で、映像ドラマの需要が増大しています。映像ドラマの基は脚本です。本 誌の役割はますます重要になっています。
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