目次
麺業界展望~この人に聞く!~
イズミヤ
鹿島正輝食品商品部長
生鮮強化と地域密着を課題に
近畿を中心に食品スーパー(SM)、総合スーパー(GMS)やスーパーセンター(SuC)を展開するイズミヤの戦略について、食品商品部長の鹿島正輝氏に聞いた。リージョナルスーパーは現況をどう捉え、対応し、展開していくのか。
――現在の状況は。
鹿島 3‐6月の売上は既存店で95.7%と、厳しい状況だったが、6月にはやや回復した。昨年はストップしていたテレビCMの再開なども奏功したのかもしれない。7月はほぼ前年並みで推移している。食品は衣料品や住居関連商品に比べると落ち込みが少ない。
――消費動向は。
鹿島 消費者にも「節約疲れ」が見えてきたように思う。売れている商品をみてみると、最近は「ちょい贅沢」という食シーンが求められるようになってきたと感じる。そのニーズに対して動き始めたところだ。この波に乗って「ちょい贅沢」という食生活を支援していきたい。
(中略)
――売場作りについて。
鹿島 当社では「オリンピック商品」という商品を設定している。金・銀・銅と、順番をつけている各店の売り込み商品のことだ。例えばアスパラガスを売り込みたいときにはバケツを使って大量陳列してボリュームを出していく。アスパラガスの中でも太めのものを売り込みたい場合には、「太い方がやわらかくて甘みがある」ということを「ふとうま」と表現したPOPを掲示する。さくらんぼは、国産とアメリカンチェリーを並べて対比させながら販売することで目立つ売場をつくり、売上が大きく上がった。オリンピック商品は新商品が対象になることが多いので、特売にかからず、売上は良い。
(中略)
――今後の取り組みは。
鹿島 とにかく生鮮の強化と地域密着に注力する。18時以降、夕方の時間帯の売上アップも課題の一つだ。個店で落とし込み、夕方の品ぞろえを深めていく。
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