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日本経済新聞 (2002/12/18 朝刊)雑誌の定期購読注文サイト、国内主要300誌でスタート富士山マガジン、きょう開設

国内で発行される雑誌の定期購読申し込みが1カ所で済む雑誌のポータル（玄関）サイトが十八日に誕生する。富士山マガジンサービス（東京・渋谷、西野伸一郎社長）が運営し、小学館、新潮社、日経ＢＰ社など60社以上が参加、約300誌の注文を受け付ける。

専用サイト（http://www.fujisan.co.jp）でビジネス誌、情報技術（ＩＴ）関連誌、スポーツ誌などの内容を紹介する。定期購読の申し込みを受けると出版社に顧客情報を伝え、雑誌は出版社や同社の委託業者から直送する。

富士山マガジンは出版社から仲介手数料や物流業務の受託手数料などを得る。来春の本格オープンでは二千誌を集める計画で、三年後の年商目標は百億円。 　国内の雑誌市場は今年で五年連続の前年割れが確実。定期購読者を増やし返品を減らしたい出版社を取りこむ。 　

富士山マガジンはインターネット関連のネットエイジ（東京・渋谷、西川潔社長）や米国富士山ドットコム（カリフォルニア州）などが今年七月に設立した。十八日付けでトランス・コスモスが出資する。