日本最大級の雑誌数 定期購読者100万人以上!

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「富士山マガジンサービス」の現状 取扱い140社400誌に拡大

文化通信2003年4月21日号
「富士山マガジンサービス」の現状
取扱い140社400誌に拡大

日本で始めて本格的な定期購読エージェンシーを始めた富士山マガジンサービスは、現在、取扱い誌が140社、400誌に拡大し、インターネット上の検索エンジン、ISP、オンライン書店などを通したプロモーションを展開している。予想外の雑誌に注文が集まるなど、定期購読の傾向も見えつつあるという。

同社は昨年12月から、雑誌定期購読に関する販売促進、受注、配送、決済業務などを提供しているが、「思いも寄らない専門誌がよく売れたり、手ごたえが見えてきた」(西野伸一郎社長)という。

ネット上では、各検索エンジンと契約して、検索結果に関連する雑誌が表示したり、ISPを通して申し込んだ場合には一カ月間ISP料金を無料にするキャンペーンなどを行っている。また、ブッキングが運営する「復刊ドットコム」では、復刊本を検索すると関連雑誌が同一画面に表示されるプロモーションも行っている。こうした関連づけを行うため、効果的なキーワード分析などノウハウを蓄積している。

この結果、毎日来店するユニークユーザーは約1万人となった。当初はビジネス、コンピューター、専門誌から取り扱いを始めたが、申し込みの多いパソコン誌購入者の平均年齢が52歳など幅広い利用者を集めているという。本格的なプロモーションは「1000誌ぐらいになったら」(西野社長)と考えている。