雑誌の定期購読エージェンシーの富士山マガジンサービスは8月31日、インターネットでデジタル雑誌を販売する米国ジニオ社と日本におけるサービスの独占契約を結び、デジタル雑誌の販売を開始することを発表した。
ジニオ社は00年からデジタル雑誌の配信を開始しており、米国では62%のシェアを持っている。同社サービスは、広告も含めた雑誌全ページをパソコン上で閲読、さらに検索できるもの。出版社はPDFデータを提供するだけで登録できる。
富士山はデジタル雑誌の販売を行うため、雑誌の見開きページをめくるように読むことができるジニオのリーダーを、縦書き、右開きなどローカライズした「富士山リーダー」を開発した。今秋には販売を開始する予定で、準備を進めている。
出版社がデジタル雑誌を販売するためには、販売価格に対するマージンのほか、PDFデータを【富士山リーダー」用に加工する費用1ページ200円と、1号当たり1件55円の配信手数料が必要。
販売方法は定期購読を前提にしているが、最新号は1部購入もできる。既に「ひらがなタイムズデジタル版」(ヤック企画)の先行販売を開始している。
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