日本最大級の雑誌数 定期購読者100万人以上!

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東京N通信社発行の「船の旅」がデジタルマガジンとして発売
東京ニュース通信社が発行している「船の旅」の完全デジタルマガジンが22日からインターネット上で販売される。

これまで、フリーペーパーのデジタルブック化はあったが、雑誌については公開ページに制限を設けたダイジェスト版・PR版の閲覧にとどまっていた。これを今回、全ページデジタル化してインターネットで販売することにしたもの。「船の旅」のデジタルマガジンを取り扱うのはネット書店の富士山マガジンサービス社。

同社は米国を中心に400誌以上のデジタルマガジンを販売、約340万人の読者を抱えるジニオ社(米国・サンフランシスコ)のソフトを使った日本での事業展開について独占契約を結んでおり、「船の旅」のデジタルマガジン化と販売は、その先駆けとなる。

ジニオ社のソフトを使ったデジタルマガジンは紙媒体と同じような感覚でページがめくれるほか、目次から目的ページへのジャンプ機能、記事ごとへの付箋・メモ機能が付加され、デジタルマガジンとしての独自な楽しみ方ができる。

デジタルマガジンの利点は(1)一度制作したものを在庫コストなしに保管・販売できる(2)動画などのリッチメディアを埋め込むことが可能で、紙媒体とは異なる編集表現が可能になる(3)書店やコンビニに行かず、手軽にパソコンで購入できる等。また、広告ページも広告主が希望する場所(URL、写真、社名ロゴ等)からワンクリックでリンクできるため、広告価値が高まる。さらに、紙媒体と電子媒体の連動による新しい広告展開も可能になるとしている。

「船の旅」は新時代のレジャーとして注目されている「クルーズ」の世界を誌面に再現する船旅専門誌として1989年4月に創刊、現在は「クルーズ」だけでなく、心温まる旅のエピソードやリゾート情報なども紹介している。主な購読者層は60~70代のリタイヤ世代で、高所得者を中心に「クルーズ」に憧れを持つ30代女性も第二のコアターゲットとしている。

「船の旅」は隔月刊誌(偶数月の22日発売)、A4変形判・無線綴じで価格は650円。発行部数は85,000部。