2016

トリコガイド 沖縄

心に響く絶景に会いに行く

大自然が生み出す神秘的な風景を求めて

写真/石井勝次 文/稲元孝子


海と大地と緑の大自然に抱かれた島

美しい海に囲まれた沖縄は、自然の宝庫。豊かな緑と海が織りなす風景は壮観なだけでなく、自然のパワーに満ちあふれている。実際に海や森など、島の随所に聖域とされる神聖な場所が点在し、古くから島の人々に崇められている。

ここでは、沖縄の大自然を満喫できる必須観光スポットを中心に、風光明媚な景勝地、時間がゆっくりと流れる穴場の天然ビーチなど、おすすめのヒーリングスポットを紹介。軽装でも問題ない場所ばかりなので、気軽に立ち寄って、海と大地のパワーを思いっきり吸収しよう!

巨大岩で形成された神秘の光景

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神の島「久高島」を斎場御嶽から望む

知念半島の東約5㎞に位置する久高島は、琉球王朝時代に神事が行われた神の島。御門口付近と、三庫理を付近から望める。

琉球国王最高の聖地で大自然の神秘を満喫

斎場御嶽
せーふぁうたき

世界遺産の斎場御嶽は、琉球国王時代から最高の聖域とされていた。「御嶽(うたき)」とは、南西諸島に広く分布する「聖地」の総称。敷地内各所には神聖な拝所が点在し、沖縄の自然と見事な調和を織りなす。なかでも、ひとつの岩が割れて自然につくられた、三角形のトンネル「三庫理(サングーイ)」は圧巻だ。

御門口(ウジョウグチ)。

前面に祈りの場を配した大庫理(ウフグーイ)。

寄満(ユインチ)。

艦砲穴。

2本の鍾乳石から落ちる「聖なる水」を受ける、「シキヨダユル」と「アマダユル」の2つの壷

Data
南城市知念字久手堅539 ☎098-949-1899(緑の館セーファ) 入9:00〜18:00(最終入場17:30) 休2015年6月16〜18日、11月12〜14日 料200円(入場券は南城市地域物産館で販売 ※販売は17:20まで) 南風原南ICから車で約40分 Pあり(南城市地域物産館、知念岬公園に駐車) MAP:付録P15 C-1

神秘の森と洞窟を巡るプチ冒険の旅へ出発

ガンガラーの谷
ガンガラーのたに

年間7〜8万人が訪れる人気の自然スポット。見学は予約制のガイドツアーで、東京ドームとほぼ同じ広さの雄大な美しい森を巡る。神秘的な洞窟や推定樹齢150年のガジュマルの大木、古代人の居住跡など、見どころがいっぱいだ。コースは約1㎞で、所要時間はおよそ80分。予約はできれば前日までに連絡を。

命の誕生を願う「イキガ洞」。

ガジュマルの上に造られたツリーテラスからは海も望める。

洞窟の中を流れる雄樋川。

大主(ウフシュ)ガジュマル

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洞窟の中につくられたケイブカフェでひと息

沖縄の風化珊瑚で焙煎した「35コーヒー(350円)」をはじめ、軽食などが味わえる。ライブやパーティが開催されることも。

Data
南城市玉城字前川202 ☎098-948-4192(予約受付9:00〜18:00)営ツアー出発時間/10:00〜、12:00〜、14:00〜、16:00〜 休なし料2,200円 那覇空港から車で約30分 Pあり
http://www.gangala.com MAP:付録P5 D-2

立ち寄りSpot

Roaster Cafe JYO GOO.
ロースターカフェ ジョー グー

大事に育てられた野菜の美味しさに感動!

沖縄の世界遺産の一つ、斎場御嶽(せーふぁうたき)への道沿いにあるカフェ。オーナーが自家菜園で大事に育てる野菜をふんだんに使う朝食がいただける。「ここでしか食べられない美味しいものを食べてほしくて」と、卵などの材料もすべて地元食材を使用。手作りのキッシュや天然酵母の自家製パンなど、手をかけた料理にファンが多い。また、自家焙煎のスペシャルティコーヒーも好評だ。

Data
南城市知念字久手堅311 ☎098-949-1080 営9:00〜18:00(L.O.17:00)、土曜〜16:00(L.O.)、日曜11:00〜18:00(L.O.17:00) 休不定休 那覇ICから車で約35分 P物産館を利用 http://www.jyogoo.com MAP:付録P15 C-1

土作りにこだわり、無農薬で育てた野菜の「自家農園の摘みたてサラダセット(750円)」

「バタートースト(300円)」。手作りのオレガノバターでシンプルにパンの味を楽しんで。

美ら海を望むテラス席。心地いい自然光の中、力強い太陽と土に育まれた野菜を食べよう

本島南端にある沖縄戦跡国定公園

喜屋武岬
きゃんみさき

沖縄本島の南端に位置し、沖縄戦跡国定公園に指定されている岬。先端には戦没者の慰霊碑「平和の塔」が立ち、その後ろには太平洋を一望する180度の大パノラマが広がる。高さ15mの喜屋武崎灯台も建ち、ランドマークになっている。

岬の先端は、海岸に突き出した絶壁。東屋風の展望台もあるので、休憩にも最適だ。

本島最南端の荒崎と大海原を見渡す。

先端に立つ平和の塔

Data
糸満市字喜屋武 入自由
豊見城・名嘉地ICから車で約17分 Pあり
MAP:付録P4 B-4

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本島の最南端は岬から見える荒崎

喜屋武岬は本島最南端といわれることが多いが、岬の左手に見える「荒崎」は、実は喜屋武岬よりもさらに南にある。

断崖絶壁と海を望む穴場的な名勝地

慶座絶壁ギーザバンタ

真っ青な海に添って切り立った崖が続く、大自然の魅力を満喫できるビュースポット。観光客はなかなか足を踏み入れない穴場的なスポットなので、ゆっくり散策したい人におすすめだ。階段で海岸まで下れるので、下から見上げる景色も楽しもう。

険しい崖と美しい海が調和。

崖上の駐車場と海岸を結ぶ階段。海岸付近の階段はあまり整っていないので、軽装が無難。

海岸には岩場が続く

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崖の下の海岸へ下りるともうひとつの絶景が

崖下の海岸には、ダムの放水路による滝が望める。ただし海岸に下りるには、少々険しい岩場を歩くので、足元には十分注意。

Data
島尻郡八重瀬町 入自由 那覇空港から車で約40分 Pあり
MAP:付録P5 D-4

立ち寄りSpot

エスピーガ・デ・オロ

パンもケーキも評判の街の人々に愛されるパン屋さん

店名はスペイン語で「金色の麦の穂」という意味。パンはおかず系、おやつ系、合わせて40〜50種類と豊富。なかでもサクサクのデニッシュ系パン「デンマーク」は、遠方から買いにくる客もいるほど大人気。その場で好きな厚さにカットしてくれるので、仲間とシェアして味わうのもいいかも。

Data
島尻郡八重瀬町字友寄46-2☎098-998-2112 営9:00〜20:00休日曜 那覇空港から車で約30分Pあり MAP:付録P4 C-1

「紅芋(140円)」。

「デンマーク(378円)」。

12席のテーブル席を用意した喫茶室もある。

ショーケースにはケーキがずらり。

店舗奥の工房では、次々にパンが焼き上がる

神聖な場所として知られる穴場の天然ビーチ

百名ビーチ
(ひゃくなビーチ)

琉球の国土創成神「アマミキヨ」が、久高島から本島に渡った最初の地といわれ、聖域として崇められている浜辺。上陸地点とされる海の中には石碑の「ヤハラヅカサ」が建てられている。隣の新原ビーチに比べると人が少なく、ゆっくりとくつろげる。

ビーチへ下りる手前の林には、南城市指定史跡の「浜川御嶽(はまがわうたき)」があり、聖域とされている。

とくに設備はないが、静かでのんびりできる

Data
南城市玉城字百名 ☎098-948-4611(南城市観光協会) 入自由 那覇空港から車で約40分 Pあり
MAP:付録P5 E-2

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干潮時に見られるヤハラヅカサの全貌

満潮時には海中に没して見えにくいが、引き潮のときは石碑全体が現れるうえ、遠浅になるので間近で見ることができる。

遠浅のビーチで珊瑚や魚に触れる

大渡海岸
おおとかいがん

別名「ジョン万ビーチ」とも呼ばれている海岸。珊瑚礁が美しく、シュノーケリングやスキューバダイビングの人気スポットとしても知られる。浜からリーフまでの距離が近いので、干潮時には浅瀬で気軽に海の生物が観察できるのも魅力だ。

満潮時の様子。

引き潮の時間帯は海中から現れた岩肌を歩き、かなり沖の方まで進むことができる。

駐車場そばには屋根付きの休憩所もある

Data
糸満市字大渡 ☎098-840-3100(糸満市観光協会)入自由 那覇空港から車で約40分 Pあり
MAP:付録P4 C-4

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浜辺には珊瑚のかけらがいっぱい

砂浜の一部には、真っ白な珊瑚のかけらが無数に落ちている。見た目は美しいのだが、素足で歩くとケガをする場合もあるので注意。

立ち寄りSpot

菊みそ加工所 夢工房
きくみそかこうしょゆめこうぼう

お味噌屋さんが提供する個性派ケーキや焼き菓子

無添加の手作り味噌の店としてスタートしたのは26年前。9年前から洋菓子も加わり、これが大評判に。味噌を使ったシフォンケーキやクッキーのほか、地元の野菜を使ったヘルシーなスイーツが話題になっている。麹のプロである味噌屋が提供する、麹だけで作った甘酒もぜひおためしを。

紅芋やよもぎの「焼きドーナッツ(各150円)」。

野菜を使った「カラベジろーる(1,550円)」。

「菊みそ(500g520円)」税別

ケーキや焼き菓子は店の奥の工房で、丁寧に作られる。

パッケージも可愛い焼き菓子がずらり

Data
島尻郡八重瀬町当銘254 ☎098-998-0219営10:00〜19:00 休第2・4日曜 那覇空港から車で約30分 Pあり MAP:付録P4 C-2

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