No.22

ランドネ

海とパワースポットを巡るセラピー歩き[和歌山・白浜]

海とパワースポットを巡るセラピー歩き[和歌山・白浜]

Photo/K.Miyata 宮田幸司 Text/M.Negishi 根岸真理



古代から貴人たちに愛された日本屈指の名湯・白浜温泉

太平洋の荒波が打ち寄せる紀伊半島は、海沿いと内陸ではまったく印象が異なる。内陸には神々が宿る神聖な地・熊野三千六百峰の深山幽谷。海に面する所は、エメラルドの海と、荒磯に砕ける真っ白な波頭が南国を思わせる。「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に指定され、平安の昔から人々を惹きつけてきた熊野古道が一躍脚光を浴びるようになったが、寒い季節におすすめは、温暖な白浜温泉をベースに歩く「大辺路」。名湯あり、セラピーウォークあり、新鮮な海の幸あり。魅力満載の南紀へ旅しよう。

崎の湯
万葉の昔から続く「湯崎七湯」の中で唯一現存する、最古の温泉。雄大な太平洋が目の前に広がり、水平線と岩に打ち寄せる波を間近に眺めながら入浴できる豪快な露天風呂

和歌山県西牟婁郡白浜町湯崎1668
TEL.0739-42-3016
営業時間:8:00〜17:00(10〜3月・季節変動あり)
料金:¥400
http://www.nanki-shirahama.com/onsen/sakinoyu.htm

大辺路の最初のパートは古刹と石畳の「富田坂(とんださか)」

草堂寺の石垣の脇から登り始める富田坂コースは、所々に古い時代の石畳が残っていて、独特の風情ある佇まい

紀伊半島南端の海沿いに那智へ向かう大辺路は、風光明媚なことから、古来より多くの文人墨客が訪れたと伝わる。ひなびた古道だが、紀勢本線が並行するように通っており、白浜を拠点にするとアクセス良好。まずは白浜から一駅の紀伊富田からスタートする「富田坂コース」へ。

温暖な紀伊半島の山は生命力にあふれている。森林浴というよりは、豊穣なる生態系が織り成す大自然の鼓動にシンクロするような気分に

紀伊富田駅から徒歩30分ほどの所にある草堂寺が登山口となる。

熊野古道では、それぞれのコースに精通した「語り部」と呼ばれる案内人がいる。ガイドを依頼すると、地域の暮らしや古道の歴史、観察できる動植物などに関する話を聞きながら歩くことができる。熊野古道について、より深く理解できるのでおすすめ

ランチには郷土料理のめはり寿司、さんま寿司、大粒でマイルドな梅干しなど、紀州の美味を彩り美しく詰め込んだ古道弁当を

寺の石垣に沿って登り始める。所々に石畳が残る、竹林の中の静かなトレイルをゆったりと登っていく。一里松跡、馬谷城跡をすぎ、林道の終点からはいよいよ急な登りが始まる。とは言え、安居(あご)辻松付近がコース中最も高い所で、標高約400mほど。途中、白浜方面が一望できるスポットも。祝の滝への分岐をすぎるとほぼ水平の道で、「安居(あご)の渡し」がコース終点。

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