2015.4.2

ESSE(エッセ)

30年つくり続けるスペシャリストが伝授 朝、考えないお弁当

野上さんの考えないお弁当ルール

お弁当の中身がマンネリ、つくること自体が面倒...。そんな悩みを解決する“朝、考えないお弁当”。ラクしておいしいが手に入るそのメソッドを、お弁当のスペシャリストの野上優佳子さんに伝授してもらいました

野上優佳子さん

料理家。お弁当歴30年。今も、幼稚園に通う息子や大学生の娘ら家族のお弁当をつくる毎日。経験に裏づけされた実用性と汎用性の高いレシピが好評を博し、各種メディアで活躍中。著書に『お弁当づくりの地頭がよくなる お弁当のセカイ』(ワニブックス刊)

お弁当のおかずがつくりたてだと家族も楽しみがあり、衛生面でも安心です。だから、できるだけ朝につくるという野上さん。それでも30分あれば、夫に自分、子どもたちと、家族4人分のお弁当が余裕で完成! その秘訣は「考えないお弁当」にあると言います。「お弁当は毎朝、限られた時間のなかでつくりますが、なにをつめよう、なんて迷い始めると時間ばかりが過ぎていきます。だから私は、お弁当をルール化しているんですよ」

お弁当の中身は、肉または魚のメイン、卵、煮物、野菜の4枠で構成するのが基本。枠が定まれば、あとは食材を決めるだけなので、一気にメニュー決めがラクに。ほかに、彩りは5色をそろえる、味つけの原則を決めておくなど、ちょっとした決めごとを守ればOK。家族の好物なら定番おかずのローテーションでもかまいません。「こうして、あれこれ悩まずにすむようにしておけば、毎朝のお弁当づくりも苦にならず、キッチンに立ったらすぐ作業に取りかかれるので、最短距離で〝おいしい〟が実現できるんです。ぜひ、試してみてください!」

▼野上さんの考えないお弁当ルール

考えずに素早く取りかかれるルールは5つだけ。「ひとつひとつは簡単で、すぐ取り入れられるものばかり。がんばらないから続けられるんですよ」

ルール① お弁当の中身は5色と決めて迷わない

お弁当には赤・黄・緑・白・茶または黒の5色が入るように食材をチョイス。「彩りがいいとおいしそうに見え、自然と栄養バランスもよくなります。難しく考えず、臨機応変に」

はご飯が基本。「白米でない日には、大根やカブ、カリフラワーなどの白い野菜や、ゆで卵の白身の部分などでもカバーできます」

茶または黒肉や魚といったメインおかずは茶色の場合が多いもの。「黒はヒジキやワカメなどの海藻類。のりや黒ゴマをアクセントに使っても」

コマツナやブロッコリー、ピーマンなどのビタミン豊富な野菜類。「パセリや万能ネギ、青のりをふりかけるだけでもOK」

ニンジンや赤パプリカ、ミニトマトなど。「ご飯の上に梅干しをのせたり、梅肉であえたり、ケチャップで味つけするのもアイデア」

卵のほか、カボチャやサツマイモ、コーンなど。「栄養のフォローアップになるのが、黄色のおかず。カレー粉で色づけするのも手」

ルール② 卵のおかずは必ず入れる

「栄養があって、家族みんなが大好きな卵のおかずは、必ず入れています」。卵焼きならプレーンをはじめ具を加えたもの、ゆで卵やいり卵なども取り入れれば、飽きることもなし!

ルール③ 煮物は定番の3種類をローテーション

煮物の枠はヒジキ煮、五目豆、切り干し大根の煮物の3種類をローテーション。「買いおきの乾物や缶詰でつくれて、ベーシックな味で煮るだけだから、仕上がりも安定のおいしさ」

ルール④ 味つけに迷ったら、塩、みそ、しょうゆ味のどれかにする

「味つけに迷ったときは、塩、みそ、しょうゆ味のどれかにすると決めておき、おかずごとにバラけて味つけすれば悩まずにすみます」。変わった調味料でなくても簡単バリエに

ルール⑤ メインおかずは切らない素材を簡単調理

「肉や魚を切ると、まな板をいちいち洗う必要が。メインおかずには豚こまなど切らずに使える素材を活用します」。調理も炒める、焼くといった簡単なもので、スピードアップ!

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